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ヤマナカ/4~9月、新店経費先行で営業利益25.2%減

2019年10月25日 10:30 / 決算

ヤマナカが10月25日に発表した2020年3月期第2四半期決算によると、営業収益480億5900万円(前年同期比2.0%減)、営業利益2億2300万円(25.2%減)、経常利益2億8500万円(16.7%減)、親会社に帰属する当期利益1億4500万円(37.3%減)となった。

既存店売上高が2.1%となり営業収益は減収となった。利益面は、生産性向上の取り組みによる人件費の抑制など経費全般の削減に取り組む一方、新設した店舗の経費先行もあり、販売費・一般管理費の減少が営業総利益の減少分をカバーするには至らず、減益となった。

商品政策では、健康ニーズや時短ニーズの高まりに合わせた、低糖質・高タンパク商品の拡充や冷凍食品売場の拡大、子育て世代へ向けた大量目でお値打ちな商品からシニア世代へ向けた小量目で高質な商品まで幅広く展開し、商品の見直しや陳列替えを実施した。

日配品や米飯類の製造・販売を行う連結子会社のサンデイリーを効果的に活用し、商品のおいしさや品質の向上、店舗での製造工程の効率化に取り組んだ。

販売政策では、お客に自社電子マネー付きポイントカード「グラッチェプラスカード」のお得感や買い物の楽しさを感じてもらえるよう、ボーナスポイント商品の拡充やヤマナカドリーム宝くじ企画の開催、電子マネーチャージキャンペーンなどを実施した。

店舗政策では、7月に追進店(愛知県春日井市)と、同一施設内に連結子会社のプレミアムサポートが運営するスポーツクラブ「エグゼノ春日井」「ソラリエ春日井」を新設した。

9月に白土フランテ館(名古屋市緑区)とアルテ新舞子(愛知県知多市)の2店の改装を実施するとともに、お客のレジ待ち時間の短縮による利便性の向上やレジ業務の効率化を目的に安田店(名古屋市昭和区)など3店にセルフ精算レジを導入した。

一方、経営の効率化と収益性の改善を図るため、6月に陽なたの丘店を閉店した。

通期は、営業収益977億円(0.7%増)、営業利益7億円(6.9%減)、経常利益7億8000万円(12.9%減)、親会社に帰属する当期利益4億2000万円(14.5%減)を見込んでいる。

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