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餃子の王将/4~9月、人材育成など新施策で増収増益

2019年10月31日 10:50 / 決算

王将フードサービスが10月30日に発表した2020年3月期第2四半期決算は、売上高425億6800万円(前年同月比4.2%増)、営業利益40億2000万円(5.6%増)、経常利益42億4700万円(6.1%増)、当期利益27億8200万円(6.1%増)となった。

店舗の基本的な運営スキルを向上させるため、積極的な人材教育投資を行う事とし、社内に開設した「王将大学」や「王将調理道場」において、社員の店舗マネジメントスキルと調理スキルを向上させ、合宿研修でマインドの醸成を行い、店舗のQSC向上を図った。

その成果として、大型のゴールデンウィークにおける店舗の受け入れ態勢を整える事ができ、店舗の混雑とチャンスロスを最小限に抑える事ができた。

調理方法やシフト管理の見直し等による生産性向上のための努力と工夫を実行し、価格を据え置くための取り組みをした。

消費税改定後の軽減税率適用を見据え、テイクアウトとデリバリーサービスの強化を図った。テイクアウトでは、スマホからいつでもどこからでも商品を注文・事前決済できる仕組みである「EPARK テイクアウト」を直営店ほぼ全店に導入した。

デリバリーサービスでは、「出前館」を新たに1道7県で導入し、「Uber Eats」と併せて計39店にデリバリーサービスを拡大した。今後もお客の利用のニーズに合わせて対応店舗を拡げる。

決済方法では、従来一部店舗のみだった電子マネーやクレジット決済を直営店ほぼ全店に導入した。

創業以来の「初めて」を集結させた新業態1号店となる「餃子の王将Express アトレ秋葉原店」を開店した。全席スタンディングである事や先行販売した「餃子の王将 ひとくち餃子」などのオリジナルメニューは、創業50周年を迎えた新たな挑戦であり、駅構内や狭小物件などに対する今後の店舗展開を見据えた試金石として取り組む。

「GYOZA OHSHO京都髙島屋店」では女性客が多いという百貨店地階売場の特色に合わせて、「ひとくちシリーズ」として3種類の「ひとくち餃子」を販売開始した。今後も立地や客層に応じた柔軟な店舗作りを進める。

通期は、売上高849億3600万円(4.0%増)、営業利益71億2900万円(3.0%増)、経常利益75億3100万円(3.0%増)、当期利益46億9600万円(12.1%増)の見通し。

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