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PPIH/7~9月、DS苦戦も総合スーパー堅調で減収増益

2020年11月10日 11:00 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが11月10日に発表した2021年6月期第1四半期決算によると、売上高4184億7400万円(前年同期比2.4%減)、営業利益232億400万円(10.3%増)、経常利益228億600万円(12.0%増)、親会社に帰属する当期利益164億7000万円(31.3%増)となった。

ドン・キホーテは、関東地方に1店舗、中部地方に1店舗を開店した。UDリテールは、7月にユニーが運営する「アピタ宇都宮店」2階に、ドン・キホーテアピタ宇都宮店を開店した。

ドン・キホーテアピタ宇都宮店を導入することで、アピタ宇都宮店は、従来からのシニア層に加えて、ニューファミリー層を中心とした新たなお客にも買い物を楽しんでもらえるハイブリッド型ショッピングセンターとなっている。

また、ドン・キホーテが持つ時間消費型の店舗作りとユニーのノウハウが有機的に結合するダブルネーム業態転換店2店舗を開店した。

ドン・キホーテは、長梅雨といった天候不順や新型コロナウイルスの影響によるインバウンド需要の消滅やイベント自粛などの影響、2019年9月の消費税増税前の駆け込み需要の反動があったことから、既存店売上高は14.1%減となった。

ファミリー向け業態のMEGAドン・キホーテは、地域密着型の商品構成や価格設定、サービス対応などがお客の支持につながったが、新型コロナウイルスなどの影響により、既存店売上高は2.6%減となった。

一方で、事業効率などの改善のため、ドン・キホーテ富士店など3店舗を閉店した。期末のグループ総店舗数は、628店舗となった。

ディスカウントストア事業の売上高は2861億9500万円(1.6%増)、営業利益160億6500万円(8.0%増)となった。

総合スーパー事業の売上高は1123億7200万円(12.3%減)、営業利益36億5700万円(27.7%増)となった。ダブルネーム店に業態転換する店舗があることから売上高は減少しているが、食品と住居関連品が好調に推移した結果、既存店売上高は4.3%増となった。

通期は、売上高1兆7000億円(1.1%増)、営業利益770億円(2.1%増)、経常利益760億円(1.9%増)、親会社に帰属する当期利益510億円(2.1%増)を見込んでいる

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