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マックスバリュ東海/品揃え強化・改装効果で3~11月増収増益

2021年01月13日 11:20 / 決算

マックスバリュ東海が1月13日に発表した2021年2月期第3四半期決算によると、営業収益2661億7800万円(前年同期比42.9%増)、営業利益79億9700万円(111.8%増)、経常利益79億6800万円(123.5%増)、親会社に帰属する当期利益47億3100万円(165.1%増)となった。

国内事業は、マックスバリュ中部との経営統合1周年を迎えた9月1日より「統合1周年祭」を開催し、経営統合による規模の拡大を活かした1周年記念のオリジナル商品、増量商品、特価商品を取り揃え、大々的に展開した。

多様化する消費動向への対応として、2020年9月にマックスバリュ大垣東店(岐阜県大垣市)、10月にマックスバリュ開成駅前店(神奈川県足柄上郡開成町)を配送拠点としたネットスーパーを新規開設。11月に開店したマックスバリュ岡崎美合店(愛知県岡崎市)では、同店のネットスーパーで注文できる商品を店舗レジカウンターで受け取ることができるサービスと、車に乗ったままドライブスルー方式で受け取ることができるサービスを開始した。

また、9月にはマックスバリュ御器所店(名古屋市昭和区)、11月にはマックスバリュ一社店(名古屋市名東区)にて、フードデリバリープラットフォーム「Uber Eats」を利用した商品配達サービスの試験導入を開始している。

店舗展開は、重点出店エリアと位置付けている愛知県三河エリアにおいて、9月にマックスバリュ豊田四郷店(愛知県豊田市)、10月にマックスバリュ東海荒尾店(愛知県東海市)、マックスバリュ西尾新在家店(愛知県西尾市)、11月にマックスバリュ岡崎美合店と4店舗を開設。静岡県西部エリアにおいて、11月にマックスバリュエクスプレス浜松常盤町店(浜松市中区)を開設した。

地域ニーズに応じた品揃えの強化や店舗の競争力を高めるべく、既存店舗の活性化改装を積極的に進めた。国内事業における店舗数は231店舗となった。

中国事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が沈静化に向かう中、消費動向は依然として外出自粛に伴う内食化の定着とネットでの商品購買が拡大。イオンマックスバリュ(広州)商業有限公司、イオンマックスバリュ(江蘇)商業有限公司では、店舗の防疫体制を継続しつつ、生鮮食品や即食商品の強化、健康志向商品の拡充、節約志向への対応など来店動機の創出に努める一方、ネット事業の強化に取り組んだ。

加えて、経費コントロールの取組みにより利益面の改善に繋げたほか、経営の効率化を図るべく両社にて各々1店舗を閉鎖した。

通期は、営業収益3460億円(27.4%増)、営業利益100億円(39.8%増)、経常利益98億円(40.9%増)、親会社に帰属する当期利益43億円(46.4%増)を見込んでいる。

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