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ニトリHD/2月期は巣ごもり消費定着、EC事業好調で営業利益28.1%増

2021年03月31日 13:30 / 決算

ニトリホールディングスが3月31日に発表した2021年2月期決算によると、売上高7169億円(前年同期比11.6%増)、営業利益1376億8700万円(28.1%増)、経常利益1384億2600万円(26.4%増)、親会社に帰属する当期利益921億1400万円(29.0%増)となった。

巣ごもり消費やこれまでより多くの時間を自宅で過ごす新しい生活様式の定着により、家具・ホームファッション商品ともに好調に推移した。

EC事業も、通販WEBサイト限定の商品や色・サイズを展開したほか、「おうち時間」や「快適ワークスペース」の特集を通販WEBサイトに掲載するなど、お客のニーズに合わせたサービスの強化に努めたことで売上が大きく伸長し、EC事業売上高は705億円(59.2%増)となった。

2025年度におけるEC事業売上高の目標1500億円を達成すべく、更にEC事業の基盤強化を図る。原価低減の取り組みとしては、より原価率の低い商品への入替や、原材料の統一、海外サプライヤーとの共同による生産工程の改善などに継続して取り組んだことで売上総利益率の改善につながった。

販売費・一般管理費は、従業員賞与の増加や一部珪藻土商品の自主回収に伴う費用の増加のほか、EC事業の売上増により通販発送件数が大きく増加したことから、商品発送作業に関連する業務委託費が増加した。

一方で、緊急事態宣言期間中の店舗の臨時休業や営業時間の短縮や出張自粛などにより、売上に占める賃借料や旅費交通費の割合が減少した。

次期は、売上高8736億円(21.9%増)、営業利益1439億円(4.5%増)、経常利益1464億円(5.8%増)、親会社に帰属する当期利益986億円(7.0%増)を見込んでいる。

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