ニトリHD 決算/4~6月売上高0.7%減、国内客数が減少
2025年08月07日 16:28 / 決算
ニトリホールディングスが8月7日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上収益2316億9400万円(前年同期比0.7%減)、営業利益369億4200万円(0.5%減)、税引前利益371億3200万円(1.4%減)、親会社に帰属する当期利益261億5400万円(2.2%減)となった。
国内客数が前年同期を下回り、それに伴い売上も減少する結果となった。
利益面では、物流経費・減価償却費・修繕費・広告宣伝費等の増加影響を受け、減収となっている。
国内では、ニトリ9店舗、デコホーム3店舗を出店。海外では、中国大陸1店舗、韓国2店舗、マレーシア1店舗、ベトナム1店舗、フィリピン1店舗、インドネシア1店舗の合計7店舗を出店した。
このうち台湾では、ワンストップショッピングのニーズに応える「In shop store」を展開。GMS内に約100m2の売場を設けることで、ニトリ単体では出店のできない地域への進出と、ニトリの主要客層とは異なる客層の開拓による新規顧客の獲得を目指している。
物流施策では、川上から川下までの物流機能の全体最適の実現を目的とした物流戦略プロジェクトを推進。新たに福岡DC(約10万9937m2)の一部稼働を開始した。DC拠点の最適配置と機能集約が概ね進んだことで、物流経費率については、同連結会計年度をピークに来年度以降は減少する計画だという。
通期は、売上収益9880億円(6.4%増)、営業利益1358億円(15.4%増)、税引前利益1370億円(16.6%増)、親会社に帰属する当期利益940億円(13.9%増)を見込んでいる。
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