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くら寿司/11~4月、コロナ禍の営業時間短縮で営業利益24.6%減

2022年06月09日 10:10 / 決算

くら寿司が6月8日に発表した2022年10月期第2四半期決算によると、売上高893億1200万円(前年同期比19.7%増)、営業利益3億2300万円(24.6%減)、経常利益35億700万円(196.0%増)、親会社に帰属する当期利益22億100万円(229.2%増)となった。

外食産業では、営業時間短縮に加え、地政学的リスクの高まりに伴う資源価格の高騰やサプライチェーンの混乱による物価上昇など、引き続き厳しい経営環境となった。このような環境においてグループは、入店から退店までお客が従業員と接することなく飲食できるセルフ会計やセルフレジを備えた「スマートくら寿司」を全店導入し、非接触により安心・安全な環境を提供するとともに、スムースな飲食体験による顧客満足度の向上に努めた。

国内では、オミクロン株の感染急拡大により、2022年1月にまん延防止等重点措置が適用され、2022年3月に適用解除されるまで約9割の店舗が時短営業による影響を受けるなど、厳しい事業環境が続いた。3月の営業制限解除後は、来店客数が回復した。

店舗開発では、新型コロナウイルス感染症の収束後をにらみ、安定した財務基盤を背景に、国内17店舗、米国4店舗、台湾5店舗の計26店舗を出店した。第2四半期連結会計期間末の店舗数は、全て直営で593店舗(「無添蔵」4店舗、「くら天然魚市場」1店舗、米国36店舗、台湾45店舗を含む)となった。

設備投資では、新規出店に伴う造作設備等に62億2800万円、既存店舗の設備等に8億9600万円、その他2億8000万円、合計74億400万円の投資を実行した。

通期は、売上高1888億6900万円(28.0%増)、営業利益28億2700万円、経常利益49億5500万円(56.1%増)、親会社に帰属する当期利益28億7800万円(51.4%増)を見込んでいる。

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