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PPIH/7~9月は、人流制限解除で国内事業が回復し増収増益

2022年11月09日 10:40 / 決算

PPIHが11月8日に発表した2023年6月期第1四半期決算によると、売上高4736億9400万円(前年同期比6.3%増)、営業利益238億7000万円(48.4%増)、経常利益286億8500万円(74.2%増)、親会社に帰属する当期利益184億4900万円(48.8%増)となった。

<ドン・キホーテの店舗>
ドン・キホーテの店舗

国内事業における売上高は3982億9400万円(3.5%増)、営業利益は215億6300万円(55.3%増)となった。国内事業では、人流制限が解除されたことにより、駅前店及び夜間の売上高が伸長したこと等により、既存店売上高成長率は1.7%増となった。また、プライベートブランド商品の売上拡大やアウトドア・レジャー用品等の伸長により、売上総利益率が上昇したことから、売上高及び営業利益は増加した。

北米事業における売上高は556億6500万円(20.1%増)、営業利益は17億4100万円(15.5%減)となった。北米事業では、物価上昇による買い控えや新型コロナウイルスの規制緩和による外食需要増加という売上高の減少要因があったが、ハワイにおける観光客の増加や円安進行という増加要因によって、売上高は増加した。しかし、賃金の上昇による人件費の増加、資源価格の高騰による水道光熱費等のコストが増加したことにより、営業利益は減少した。

アジア事業における売上高は197億3500万円(36.5%増)、営業利益は5億6500万円(297.9%増)となった。アジア事業では、積極的な出店施策による店舗数拡大に伴い、売上高及び営業利益は増加した。

通期は、売上高1兆8900億円(3.2%増)、営業利益940億円(6.0%増)、経常利益825億円(17.9%減)、親会社に帰属する当期利益569億円(8.1%減)を見込んでいる。

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