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PPIH/国内全店舗で国際ブランドのタッチ決済導入、外国人旅行者に対応

2022年11月08日 12:50 / 経営

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは12月1日、PPIH国内の全店舗で、クレジットカードの国際ブランド(VISA、Master、AMEX、JCB、Discover、Diners)のタッチ決済を導入する。

<タッチ決済イメージ>

タッチ決済(非接触IC決済)とは、対応するクレジットカードやスマートフォンを対応端末にかざすことで支払いできる非接触の決済方法。会計金額1万5000円までは、サイン・暗証番号による確認が不要となる。そして会計時間が10秒以下に短縮、顧客と店員のカード受け渡しがなく非接触のため、感染症予防の強化にもつながる。

導入の背景として、現在、国内のコンビニやスーパーを中心にタッチ決済に対応した端末の普及が進んでおり、今後さらなる普及が見込まれる。これに加え、海外ではすでにタッチ決済が決済手段の主流になっている国や地域が増えているため、今後、訪日外国人の顧客需要にも応えることが期待できるという。

PPIHグループでは、外国人旅行者の店舗受入体制を整備しており、6月には、従来導入していた中国の決済サービス「Alipay」に加え、訪日主要都市店舗おいて、海外決済サービス「Alipay+」を導入。これにより韓国の「Kakao pay」、タイの「true money」、フィリピンの「G Cash」など、アジアでの主要な電子決済サービスも利用可能になった。さらに多言語対応可能な外国人スタッフを採用し、14言語に対応した3者間通訳アプリの導入も推進。ドン・キホーテ、アピタ、ピアゴ全店で免税会計ができる設備も整えた。

このほか同グループでは、有人レジに加えてセミセルフレジ、セルフレジへの導入も積極的に進めており、今後も店舗での生産性と利便性、買い物満足度の向上に努めていく。

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