サツドラホールディングスが3月17日に発表した2023年5月期第3四半期決算によると、売上高655億5700万円(前年同期比4.9%増)、営業利益3億4000万円(16.9%減)、経常利益3億6100万円(21.1%減)、親会社に帰属する当期利益2億300万円(24.0%減)となった。

リテール事業は売上高647億3700万円(4.6%増)、セグメント利益は3億1500万円(2.5%減)。
売り上げ面は、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、来店頻度の減少に伴い客数は減少したものの、ワクチン・検査パッケージの実施や医療用抗原検査キット販売の増収効果があった。さらに、訪日外客数の回復にあわせて、休業していたインバウンドフォーマット店舗を順次営業再開したことにより、前年同期を上回った。
しかし、利益面は、一部商品評価損の計上により、前年同期を下回ったという。
また、店舗の生活総合化戦略としては、商品カテゴリーの拡大に向けたラインロビングの一環として、生鮮食品の取扱店舗の拡大を目指し、今期は11店舗に導入した。
店舗政策は8店出店、6店退店で、計203店舗。
その他事業の売上高は11億1700万円(25.1%増)、セグメント利益は200万円(94.8%減)。
決済サービス事業においては、非接触型決済への需要が高まる中、国内キャッシュレス決済は堅調に推移したものの、POSシステム開発事業において、前期の大型案件受注の反動減により、大きく減益を計上した。
通期は、売上高914億円(10.2%増)、営業利益12億円(60.6%増)、経常利益12億円(51.3%増)、親会社に帰属する当期利益7億円(120.9%増)を見込んでいる。
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