流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





PPIH/7~3月増収増益、過去最高売上高・営業利益を更新

2023年05月10日 11:10 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下:PPIH)が5月10日に発表した2023年6月期第3四半期決算によると、売上高1兆4572億400万円(前年同期比6.3%増)、営業利益817億1300万円(29.5%増)、経常利益806億9500万円(19.2%増)、親会社に帰属する当期利益514億8900万円(12.0%増)となった。

PPIH

週末、春休みなど外出需要増による旅行用品、化粧品の売り上げ増、インバウンド売り上げが回復により、増収増益。第3四半期単独、累計ともに過去最高売り上げ、営業利益を計上している。

インバウンド売り上げは、今期予想240億円を超えるペースで進行しており、通期で340億円以上を見込む。

PB・OEMの売り上げでは、食品が貢献。粗利率の高い菓子、珍味商材が伸びている。寝具、キッチン用品ではメーカーとのコラボレーション商品中心に売り上げが増加しているという。

国内事業の売上高1兆2177億7800万円(3.8%増)、営業利益742億5500万円(39.6%増)。

北米事業の売上高1775億900万円(19.9%増)、営業利益55億9800万円(32.9%減)。ハワイでは在庫管理の効率化による在庫ロス削減、店内キッチン拡張によりデリカ・すしを強化。コストインフレへの対応として、ハワイでのPB強化、カルフォルニアでのセントラルキッチン稼働などを推進している。

アジア事業の売上高619億1800万円(26.0%増)、営業利益18億6100万円(19.2%増)。マレーシア、シンガポールなどに今期は8店舗新規出店。香港・マカオの課題改善にも取り組んでいる。

3月末の店舗数は国内609店舗、海外103店舗の合計712店舗となっている。

通期は、第3四半期までの業績の進捗(しんちょく)状況やインバウンド需要の回復を考慮し、上方修正した。

売上高前回予想比300億円増の1兆9200億円(4.8%増)、営業利益37億円増の977億円(10.2%増)、経常利益115億円増の940億円(6.4%減)、親会社に帰属する当期利益51億円増の620億円(0.1%増)を見込んでいる。

■PPIHの関連記事
PPIH×ファミマ/リテールメディアで協業、顧客・商品データを連携

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧