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スクロール/4~6月、ソリューション事業・通販好調で増収増益

2023年08月02日 10:30 / 決算

スクロールが7月28日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高207億9100万円(前年同期比0.1%増)、営業利益20億5700万円(1.9%増)、経常利益21億300万円(7.5%増)、親会社に帰属する当期利益14億6300万円(10.5%増)となった。

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ソリューション事業の売上高は57億7500万円(12.7%増)となり、営業利益は2億1100万円(66.8%増)だった。通販ソリューションメニューのワンストップ提供企業として、EC・通販事業者のサポートを実施。物流代行においては、全国通販3PL戦略を掲げ、新規顧客の獲得に向けた営業活動や物流センターの効率改善等に取り組んだ。また、決済代行では、新規クライアントの稼働に伴い取扱高が堅調に推移し、マーケティングサポートでは、アフィリエイトサービスの取扱ジャンルの拡充などにより好調に推移した。

通販事業の売上高は109億1600万円(0.7%増)となり、営業利益は19億9700万円(12.7%増)となった。原材料や資源価格の高騰、円安が続く厳しいコスト環境のなか、販売価格のコントロールに取り組んだことに加え、商品供給率の改善により売上総利益を確保した。このほか、カタログ用紙使用量削減に向けた取組みにより販促費の上昇を抑制するなど、事業効率の最大化に努めた。

eコマース事業の売上高は42億4500万円(16.6%減)となり、営業損失は1億1800万円(前期はセグメント利益3300万円)だった。アウトドア・キャンプ用品において、需要が落ち着いたことや業種業態を越えた競争が激化したことの影響により販売が不調となったほか、ブランド商材や生活雑貨においても受注数が落ち込むなど、厳しい結果となった。

HBT事業の売上高は3億6500万円(6.9%増)となり、営業損失は3200万円(前期はセグメント損失4000万円)となった。化粧品・健康食品ビジネスにおいて、新規商品の開発に努めた。また、旅行ビジネスでは、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う旅行需要の回復を受け、増収となった。

通期は、売上高830億円(2.4%増)、営業利益61億円(0.4%減)、経常利益62億円(0.1%増)、親会社に帰属する当期利益42億円(0.7%増)を見込んでいる。

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