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サイゼリヤ/9~11月増収増益、客数が増加傾向

2024年01月11日 10:30 / 決算

サイゼリヤが1月10日に発表した2024年8月期第1四半期決算によると、売上高526億4600万円(前年同期比22.1%増)、営業利益34億5900万円(103.8%増)、経常利益37億6000万円(114.5%増)、親会社に帰属する当期利益27億100万円(103.2%増)となった。

新型コロナウイルス感染症への行動制限が緩和されたことで、経済活動の正常化が進み始め、個人消費は回復の基調を見せつつあるが、慢性的な人手不足に加え資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響により、引き続き厳しい経営環境となっている。

国内では、客数が増加傾向にあり、売上高は328億600万円(19.6%増)、営業利益は2500万円(前年同期は4億4300万円の営業損失)となった。

このような状況のもと、同社グループは、世界中の人々においしくて健康的なイタリアの家庭料理を店舗で便利に楽しく食べてもらう事を目指し、チェーンストアシステムの構築とフードサービス業の真の産業化に向けて動き始めたという。

2023年9月には、店舗マネジメントレベル向上のため店舗運営部組織にゾーンマネジャーを設置。工場では食の安全と品質管理のため、検査体制をより強化した。今後、店舗作業・商品の改革に着手し、収益力の底上げを行っていく。

通期は、売上高2110億円(15.1%増)、営業利益131億円(81.4%増)、経常利益128億円(61.0%増)、親会社に帰属する当期利益82億円(59.1%増)を見込んでいる。

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