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吉野家HD/3~11月増収増益、既存店が回復

2024年01月12日 14:42 / 決算

吉野家ホールディングスが1月11日に発表した2024年2月期第3四半期決算によると、売上高1388億9200万円(前年同期比11.3%増)、営業利益61億100万円(209.8%増)、経常利益65億7300万円(10.6%増)、親会社に帰属する当期利益43億3800万円(24.9%減)となった。

吉野家

国内事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症の規制緩和に伴う人流の増加によって前年同期を大幅に上回った。季節に応じた商品施策の展開に加え好天にも恵まれ、既存店売上高が好調に推移している。

海外事業の売上高は、中国およびアセアン地区の既存店売上高の回復によって前年同期を上回った。中国は政府のゼロコロナ政策の転換による人流の増加によって、既存店売上高が回復した。

吉野家の売上高は935億4300万円(10.8%増)。セグメント利益は原材料費を中心としたコスト上昇に対し、10月に主力商品の価格改定など機動的な施策の展開に加えて、増収と適正な経費コントロールにより58億7100万円(35.3%増)となった。

既存店売上高と外販事業が堅調に推移した。「客数重視」をテーマに、新規顧客の獲得・既存顧客の来店頻度向上に取り組んでいる。

店舗面は46店舗を出店し15店舗を閉鎖した結果、1228店舗(デリバリー対応店舗は1046店舗)。

新サービスモデル(クッキング&コンフォートおよびジグソーカウンター)店舗への転換状況は、14店舗を出店し64店舗を改装した結果、377店舗。テークアウト専門店は25店舗出店した結果、34店舗となった。

はなまるの売上高は219億2900万円(16.2%増)、セグメント利益は14億4200万円。5店舗を出店し21店舗を閉鎖した結果、429店舗となっている(デリバリー対応店舗は278店舗)。

感染症の規制緩和に伴う人流の増加に合わせて、季節に応じた商品施策と来店頻度向上を喚起する販売施策を展開している。

海外事業の売上高は201億8300万円(6.9%増)、セグメント利益は17億6600万円(85.7%増)。同期間は82店舗を出店し51店舗を閉鎖した結果、994店舗となった。

通期は、売上高1810億円(7.7%増)、営業利益68億円(98.0%増)、経常利益71億円(18.8%減)、親会社に帰属する当期利益37億円(48.9%減)を見込んでいる。

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