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ゼンショーHD/4~12月増収増益、すき家既存店売上高16.1%増

2024年02月09日 15:56 / 決算

ゼンショーホールディングスが2月9日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高7068億300万円(前年同期比22.0%増)、営業利益363億1100万円(148.7%増)、経常利益342億9500万円(62.2%増)、親会社に帰属する当期利益206億9100万円(85.9%増)となった。

ゼンショー

新型コロナウイルス感染症における行動制限の撤廃に伴い、経済活動の正常化による人流が回復、外食事業が好調だった。

既存店売上高は、「グローバルすき家」で前年同期比16.1%増、「グローバルはま寿司」で8.9%増、「グローバルファストフード」で13.5%増、「レストラン」で22.7%増、「小売」で1.4%減。

店舗数は、グループ全体で、654店舗出店、284店舗退店した結果、1万4944店舗(FC7758店舗含む)となった。

「グローバルすき家」の売上高は、1991億4000万円(19.4%増)、営業利益は、141億6300万円(300.1%増)。78店舗出店、66店舗退店した結果、2625店舗(国内1955店舗、海外670店舗)。

国内すき家では、「明太マヨチーズ牛丼」、「月見すきやき牛丼」、「ねぎキムチ牛丼」などを発売し、中国のすき家では、「菜の花ゴマダレ牛丼」、「四季豆牛丼」などを販売した。

「グローバルはま寿司」の売上高は、1431億1800万円(15.5%増)、営業利益は、73億4300万円(25.2%増)。37店舗出店、1店舗退店した結果、649店舗(国内596店舗、海外53店舗)となった。

「はま寿司」は、日本と中国などに展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させている。

「グローバルファストフード」の売上高は、1704億3100万円(46.8%増)、営業利益は、68億7800万円(15.9%増)。519店舗出店、188店舗退店した結果、1万327店舗(国内1002店舗、海外9325店舗、FC7680店舗含む)。

親子丼・京風うどん「なか卯」、2023年4月1日よりグループ入りしたハンバーガーチェーンの「ロッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」などを展開している。

「レストラン」の売上高は、1040億7700万円(22.0%増)、営業利益は46億7300万円(前年同期は営業損失13億5100万円)。17店舗出店、28店舗退店した結果、1193店舗(国内1192店舗、海外1店舗、FC78店舗含む)。

ファミリーレストランの「ココス」は、季節感を重視したフェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味を追求している。パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼肉チェーン店の「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストランの「オリーブの丘」、和食レストランの「華屋与兵衛」などが含まれている。

「小売」のの売上高は、592億9800万円(0.1%増)、営業損失は、マネジメント体制や仕入の見直しを行い、赤字額が縮小したが、6億600万円(前年同期は営業損失17億3200万円)だった。

北関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」などのほか、青果販売を行っているユナイテッドベジーズなどが対象となる。

店舗数は、2店舗出店、1店舗退店した結果、133店舗となっている。

通期は、売上高9600億円(23.1%増)、営業利益510億円(134.7%増)、経常利益480億円(70.9%増)、親会社に帰属する当期利益300億円(126.2%増)を見込んでいる。

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