トリドールHD/4~12月増収増益、丸亀製麺が好調

2024年02月14日 14:13 / 決算

トリドールホールディングスが2月14日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上収益1723億4200万円(前年同期比22.3%増)、営業利益115億6300万円(43.3%増)、税引前利益111億300万円(33.9%増)、親会社に帰属する当期利益65億6300万円(42.5%増)となった。

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丸亀製麺

売り上げ面は丸亀製麺、国内その他、海外事業の全セグメントで増収だった。

利益面では、国内外で原材料費、人件費、水道光熱費が増加したものの増収で吸収し、各利益段階で大幅増となっている。

セグメント別では、丸亀製麺の、売上収益は866億8500万円(12.1%増)と第3四半期連結累計期間で過去最高となった。原価、人件費、広告宣伝費も増加したが、増収で吸収し、事業利益も第3四半期連結累計期間で過去最高の138億3400万円(49.3%増)だった。

ブランド戦略と商品戦略をハイブリッド型で組み合わせ、オフライン(TVCM、店舗)とオンライン(デジタルマーケティング、SNS)でマーケテイングを強化している。

2023年10月17日から「牛すき釜玉うどん」「旨辛まぜ釜玉うどん」の販売を開始し、合計で265万食を販売する大ヒットとなった。

また、テイクアウト専用商品「丸亀シェイクうどん」は、9月5日から投入した秋の新商品「ピリ辛肉そぼろぶっかけうどん」「凍らせレモンのおろしぶっかけうどん」「山菜おろしぶっかけうどん」も、うどんをシェイクする新体験とユニークな商品ラインアップで女性、若年層など新しい顧客層を開拓。5月16日発売から約半年で合計500万食を販売した。

「コナズ珈琲」、「ずんどう屋」、「肉のヤマ牛」など国内その他の売上収益は209億4300万円(14.2%増)、事業利益も37億1300万円(59.6%増)とともに、第3四半期連結累計期間で過去最高となっている。

海外事業の売上収益は第3四半期連結累計期間で過去最高の647億1400万円(43.3%増)と大幅な増収。事業利益も31億6100万円(109.5%増)と大きく伸びた。

スパイシーヌードル業態のTam Jaiは中国で7店、香港で5店、シンガポールで1店増加して計228店舗となり、増収だった。

Marugame Udonは、台湾に8店出店し、人材教育が奏功して商品・サービスの品質が向上したことにより大幅な増収増益。米国では、既存店の客数増加や新店2店が好調に推移したことなどにより、増収増益を計上している。

通期は、売上収益2310億円(22.7%増)、営業利益100億円(33.9%増)、税引前利益93億円(20.4%増)、親会社に帰属する当期利益48億円(25.4%増)を見込んでいる。

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