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ロイヤルHD/12月期増収増益、ロイヤルホストなど外食売上増加

2024年02月14日 17:01 / 決算

ロイヤルホールディングスが2月14日に発表した2023年12月期決算によると、売上高1389億4000万円(前年同期比33.6%増)、営業利益60億7400万円(177.1%増)、経常利益52億6600万円(144.2%増)、親会社に帰属する当期利益40億3500万円(46.5%増)となった。

外食事業の売上高は618億7400万円(15.6%増)、経常利益は41億9800万円(8.2%増)。

主力の「ロイヤルホスト」では、世界各国の料理をロイヤルホスト風にアレンジした料理フェア「フュージョンセレクション」をシーズン毎に開催するなど、引き続き、高付加価値商品を提供。直営店としては4年ぶりの新店である「ロイヤルホスト光が丘IMA店(東京都練馬区)」、既存店からの業態転換で「ロイヤルホスト京都高島屋S.C.店(京都府京都市)」の2店舗を出店した。

「てんや」では、全国のご当地食材を使用し、季節感を訴求したメニュー提供とともに、引き続きテークアウト需要拡大に注力。直営店として「天丼てんや難波千日前店(大阪府大阪市)」「天丼てんやイオンモール大日店(大阪府守口市)」「天丼てんや天六店(大阪府大阪市)」の3店舗をデジタル・テクノロジーによるオペレーション効率化を実現した次世代型店舗としてオープンしている。

「専門店」では、ミドルサイズチェーンの「シズラー」で、アメリカの食文化や料理を紹介するWorld Ocean Fairを開催。「ミセスエリザベスマフィン天神地下街(福岡県福岡市)」「キリン横浜ビアホール(神奈川県横浜市)」「ロイヤルガーデンカフェ天神(福岡県福岡市)」の3店舗を出店した。

あわせて、「シェーキーズららぽーとTOKYO-BAY店(千葉県船橋市)」「シェーキーズ横浜西口店(神奈川県横浜市)」「シェーキーズ池袋東口店(東京都豊島区)」を新型モデルとしてリニューアルオープンし、シェーキーズブランドの価値向上に取り組んでいる。

加えて、持分法適用の関連会社である双日ロイヤルカフェで、「コスタコーヒーCIRCLES渋谷店(東京都渋谷区)」「コスタコーヒーOOTEMORI店(東京都千代田区)」「コスタコーヒーCURA銀座店(東京都中央区)」「コスタコーヒー学芸大学店(東京都目黒区)」の4店舗を出店し、カフェチェーンの展開を開始した。

コントラクト事業の売上高は435億4800万円(88.5%増)、経常利益は22億5700万円(81.9%増)。

行動制限の緩和やインバウンド客の増加を受けて需要が回復し、各業態で売上高は増えている。持分法適用の関連会社であったハイウェイロイヤルの株式追加取得により、前連結会計年度末に同社を連結子会社化した。

ホテル事業の売上高は295億1400万円(27.4%)、経常利益は27億8700万円(134.3%)。

全国各地で祭礼や催事が再開され、国内観光需要が活発化したことに加えて、インバウンド客の増加などで売上高は堅調だった。

食品事業の売上高は118億5400万円(15.8%増)、経常利益は1億8600万円(前期経常損失1億5300万円)。

鳥インフルエンザのまん延に起因した鶏卵の供給不足により洋菓子の外部向け出荷が減少したものの、ロイヤルホストを中心としたグループ店舗の売上高増加を受け、内部向けの製造販売量が増加した。

次期は、売上高1473億円(6.0%増)、営業利益66億円(8.7%増)、経常利益57億円(8.2%増)、親会社に帰属する当期利益43億円(6.5%増)を見込んでいる。

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