くら寿司 決算/11~4月、国内事業好調で増収増益

2024年06月12日 17:06 / 決算

くら寿司が6月10日に発表した2024年10月期第2四半期決算によると、売上高1160億7100万円(前年同期比14.0%増)、営業利益56億3600万円(前期は11億8600万円の損失)、経常利益59億9600万円(前期は11億4100万円の損失)、親会社に帰属する当期利益39億4800万円(前期は10億9500万円の損失)となった。

<くら寿司>

日本国内の売上高は876億3000万円(8.7%増)、経常利益58億3800万円(前期は経常損失15億1400万円)だった。

強みである「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、大人気キャラクター「ちいかわ」や劇場版が公開された人気アニメ「名探偵コナン」とのコラボ企画の実施により、売上高は好調に推移し、売上高、経常利益ともに過去最高となった。

4月には大手回転寿司としては銀座エリアでは初めての出店となる「グローバル旗艦店銀座」をオープン。国内だけでなく拡大するインバウンド需要の取り込みも図った。

米国子会社 Kura Sushi USA,Inc.(KSU)の売上高は160億8800万円(39.5%増)、経常損失4億3700万円(前期は経常損失4億1900万円)となった。積極的な新規出店と堅調な米国経済を背景に好調な売上高となったが、新規出店の前倒しに伴う先行投資や人件費の上昇などによりコストは上昇した。出店は、ミズーリ州カンザスシティ店、テキサス州ウェブスター店など9店舗となった。

台湾子会社の売上高は124億9500万円(27.7%増)、経常利益は5億9400万円(25.0%減)だった。食材原価の上昇もあったが、好調な経済を背景に売上高、利益ともに順調に推移した。日本でも人気の「サンリオ」とのコラボキャンペーンは、お客に好評となった。出店は2店舗だった。

通期は、売上高2340億円(10.7%増)、営業利益55億円(123.9%増)、経常利益60億円(108.1%増)、親会社に帰属する当期利益35億円(305.4%増)を見込んでいる。

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