スギHD 決算／3～5月、調剤薬局拡大などで増収増益
2024年06月26日 15:44 ／ 決算
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スギホールディングスが6月25日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、売上高2009億5900万円（前年同期比13.0％増）、営業利益86億600万円（10.6％増）、経常利益91億6500万円（10.4％増）、親会社に帰属する当期利益61億2300万円（10.1％増）となった。
＜スギホールディングス＞
グループは、調剤領域では、新規開局を推進するとともに、伸長する処方せん応需に対応するため、調剤室と調剤待合室の拡張改装を実施することで、さらなるシェア拡大に努めた。
薬剤師の専門教育を強化することで、かかりつけ薬剤師・薬局の推進を図るとともに、より高度な専門性を必要とする処方せんの獲得拡大に努め、調剤領域での売上基盤の増強を行った。さらに、電子処方せんの応需体制整備のため、店舗へのシステム導入を順次進めた。
物販領域では、ドミナント出店戦略に基づき、関東・中部・関西の主要都市圏への出店を強化するとともに、既存店の改装によって、地域特性や店舗タイプに合わせた売場づくりを進め、客数の底上げとインバウンド需要を取り込んだ。買い上げ点数などの向上に向け、スギ薬局アプリを活用した個々のお客への最適な情報やクーポンの配信などに積極的に実施した。
サステナビリティ経営では、ESGの各種重要課題（マテリアリティ）への対応を進めた。脱炭素社会の実現に向けて、第三者所有モデルによる太陽光パネルの設置を通じて、再生可能エネルギーの導入を進めた。
また、社外取締役・監査役を増員し、ガバナンスを強化するとともに、有価証券報告書や統合報告書を通じて、人的資本経営や気候変動対策に関する取り組み内容や進捗の開示を充実させた。
店舗の出退店では、関東・中部・関西・北陸信州エリアでのドミナント構築に向けて29店舗の新規出店と2店舗の閉店を実施するとともに、既存店の競争力強化に向けて77店舗の改装を実施した。これにより、期末店舗数は1745店舗となった。
通期は、売上高8100億円（8.8％増）、営業利益400億円（9.2％増）、経常利益415億円（9.1％増）、親会社に帰属する当期利益250億円（13.7％増）を見込んでいる。
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