ヤオコー 決算/4~6月増収増益、価格コンシャスを強化

2024年08月09日 15:52 / 決算

ヤオコーが8月9日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、営業収益1763億800万円(前年同期比18.6%増)、営業利益103億7300万円(14.4%増)、経常利益101億8400万円(11.6%増)、親会社に帰属する当期利益71億300万円(7.3%増)となった。

ヤオコー

販売面は、二極化対応を継続し、価格コンシャスを強化している。

EDLP(常時低価格施策)、「厳選100品」に加え、生鮮の頻度品などの価格政策に取り組むとともに、集客強化を図るべく、単品量販を推進する「日本一企画」、地方の特産品を取り扱う「産地フェア」、「豊洲祭り」などを実施した。また、顧客別対応のさらなる進化のため、販促・品ぞろえを中心に「南北政策」を推進した。

DX施策は、フルセルフレジの導入を進めている。電子棚札や業務支援アプリを順次導入するなどペーパーレス化を推進している。

導入後1年が経過した、キャッシュレス決済サービス「ヤオコーPay」の利用率は徐々に上昇しているという。

グループ会社のエイヴイは、神奈川県を中心にドミナントエリアを形成。「圧倒的な低価格」と「徹底したローコスト運営」を基本方針とし、その具現化を図る施策や取り組みを進めている。

フーコットは、「おいしいもの、圧倒的な品ぞろえ、低価格とそれらを支えるローコストオペレーションの徹底追求」を経営方針とし、埼玉県を中心に5店舗を展開している。

せんどうは、2024年4月1日付にて連結子会社となっている。千葉県市原市を中心にドミナントエリアを形成し、生鮮食品に圧倒的な強みを持つ食品スーパーマーケットを運営している。

店舗面では、ヤオコーは、5月に武蔵浦和店(埼玉県さいたま市)、6月に浦和三室店(埼玉県さいたま市)を開設した。

店舗を拠点とするヤオコーネットスーパーは24店舗で展開している。

6月末で、グループ全体で232店舗(ヤオコー189店舗、エイヴイ13店舗、フーコット5店舗、せんどう25店舗)となった。

通期は、営業収益7070億円(14.1%増)、営業利益314億円(7.1%増)、経常利益305億円(5.6%増)、親会社に帰属する当期利益187億円(2.5%増)を見込んでいる。

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