日本マクドナルド 決算/1~6月増収増益、マーケティング活動など投資強化

2024年08月09日 15:58 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが8月9日に発表した2024年12月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高2009億9600万円(前年同期比10.2%増)、営業利益237億4800万円(31.9%増)、経常利益242億7800万円(35.0%増)、親会社に帰属する当期利益148億9300万円(31.0%増)となった。

これまで同様、店舗の衛生管理の徹底、QSCと利便性の向上を通じて顧客の店舗体験の向上に努め、さまざまなメニュー戦略やマーケティング活動、人材の採用と育成への投資などを強化した。

既存店売上高は2015年第4四半期から2024年第2四半期まで35四半期連続でプラスとなり、売上高も対前年同期比で増加。この売上高増加の効果やグローバル規模の原材料調達、効果的なマーケティング活動や効率的な店舗オペレーションなどに加え、2023年中間連結会計期間で非常に高騰していた材料費や水道光熱費などが相対的に減少したことで、営業利益は対前年同期比で増加している。

なお、通期の業績予想に対しては概ね計画通りの進捗だという。

新規出店39店舗、閉店50店舗となり、同中間連結会計期間末の店舗数は2971店舗。キャパシティの増強についても、製造能力を強化したキッチンシステム、商品の受け渡し口を増強した店舗の導入を適宜進めている。新規出店と改装、リビルドへの投資配分を柔軟に行いながら、顧客の満足度と業績を向上させるための最適な店舗ポートフォリオを構築していく。

デリバリー実施店舗数は、2024年6月末時点で、それぞれMDS1034店舗、Uber Eats1985店舗、出前館1969店舗などを合わせて、合計で全国2243店舗となる。

ドライブスルーについては、キャパシティの増強に加え、「モバイルオーダー」で注文した商品を車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取れるサービス「パーク&ゴー」を導入。2024年6月末時点で全国1179店舗で展開している。「ドライブスルー モバイルオーダー」も、全国のドライブスルー店舗(一部店舗を除く)で利用可能だ。

通期は、売上高4060億円(6.3%増)、営業利益455億円(11.3%増)、経常利益445億円(9.2%増)、親会社に帰属する当期利益270億円(7.3%増)を見込んでいる。

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