松屋フーズ 決算/4~9月増収増益、出店数・既存店売上増で通期上方修正
2024年11月05日 16:51 / 決算
松屋フーズホールディングスが11月5日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高723億8700万円(前年同期比22.6%増)、営業利益18億8400万円(17.3%増)、経常利益22億600万円(17.1%増)、親会社に帰属する当期利益7億8300万円(41.0%減)となった。
売上高については、既存店売上が17.3%増と前年を上回ったことに加え、前年度以降の新規出店などによる売上増加分が寄与した。
エネルギー費、各種調達価格の上昇などで、原価率は前年同期の34.2%から35.1%と上昇している。
一方、売上高の増加により、固定費の占める割合が低下したことなどで、販売費・一般管理費については、前年同期の63.1%から62.3%に改善した。
なお、同社において重視すべき指標と認識しているFLコスト(売上原価と人件費の合計。FOODとLABORに係るコスト)の売上高比は、前年同期の66.4%から66.5%となっている。
新規出店については、牛めし業態33店舗、とんかつ業態8店舗、鮨業態3店舗、その他業態5店舗の合計49店舗を出店。一方で、直営の牛めし業態店2店舗については撤退し、連結会計期間末の店舗数はFC店を含め1312店舗(うちFC5店舗、海外18店舗)となった。業態別内訳としては、牛めし業態1065店舗、とんかつ業態192店舗、鮨業態15店舗、海外・その他の業態40店舗となっている。
設備投資につきましては、143店舗の改装(全面改装2店舗、一部改装141店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資した。
人材投資では、ベースアップなどの待遇改善に加え、オンライン研修サービス導入などの教育投資を展開している。
通期は、新規出店数の増加および既存店の売上高増加より、売上高が前回予想を上回る見込みである一方、下期は新規出店の初期経費の増加、各種調達価格の上昇が見込まれることから、売上高のみ上方修正した。
売上高は130億円増の1495億円(17.2%増)、営業利益30億円(43.6%減)、経常利益36億5000万円(39.0%減)、親会社に帰属する当期利益12億円(58.8%減)を見込んでいる。
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