日本マクドナルド 決算/1~9月増収増益、タッチパネル式注文端末の導入推進

2024年11月11日 13:25 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月8日に発表した2024年12月期第3四半期決算によると、売上高3036億1300万円(前年同期比7.5%増)、営業利益371億6000万円(14.8%増)、経常利益376億7900万円(17.5%増)、親会社に帰属する当期利益242億5200万円(20.8%増)となった。

既存店売上高は2015年第4四半期から2024年第3四半期まで36四半期連続でプラスとなり、売上高も対前年同期比で増加となっている。

この売上高増加の効果やグローバル規模の原材料調達、効果的なマーケティング活動や効率的な店舗オペレーションなどの取り組みに加え、2023年中間連結会計期間で高騰していた材料費や水道光熱費などが相対的に減少したことで、営業利益は対前年同期比で増加となった。

なお、通期の業績予想に対しては概ね計画通りの進捗だという。

新規出店68店舗、閉店76店舗となり、第3四半期連結会計期間末の店舗数は2974店舗となった。製造能力を強化したキッチンシステム、商品の受け渡し口を増強した店舗の導入を適宜進めている。経営資源を効果的に活用するために、新規出店と改装、リビルドへの投資配分を柔軟に行いながら、顧客の満足度と業績を向上させるための最適な店舗ポートフォリオを構築していく。

タッチパネル式注文端末の設置を進めており、2024年9月末時点で997店舗に導入した。

マックデリバリーサービス(MDS)とUber Eats、出前館、Woltとの提携によるデリバリー実施店舗数は、9月末時点で2245店舗となっている。

ドライブスルーについては、キャパシティの増強に加え、「モバイルオーダー」で注文した商品を車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取りできるサービス「パーク&ゴー」を導入しており、9月末時点で1201店舗で展開。「ドライブスルー モバイルオーダー」も、全国のドライブスルー店舗(一部店舗を除く)で利用可能だ。

通期は、売上高4060億円(6.3%増)、営業利益455億円(11.3%増)、経常利益445億円(9.2%増)、親会社に帰属する当期利益270億円(7.3%増)を見込んでいる。

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