ゲオHD 決算/4~9月営業利益6.1%減、ゲーム商材好調も高級リユース品苦戦

2025年11月07日 16:29 / 決算

ゲオホールディングスが11月7日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高2169億4300万円(前年同期比8.6%増)、営業利益50億8500万円(6.1%減)、経常利益55億7200万円(7.1%増)、親会社に帰属する当期利益32億2700万円(14.2%増)となった。

ゲオHD

リユース業界は現在、節約志向の「賢い消費」から「環境に配慮した賢い消費」に変化し、市場は引き続き拡大しているという。特に、日常的に発生する「まだ使える不用品」のリユース需要が高まり、フリマアプリ等の競合がある中で、手軽さや多様な品目の買取販売に対応できる店舗の利便性が顧客から評価された。

こうした環境下、同社グループはインターネットを介した電子商取引の拡充のほか、2nd STREETを中心としたリユース店舗の新規出店を、国内および海外で推進している。

リユース系リユース商材の売上高は、935億5500万円(7.1%増)。

海外地域では、アジア圏を中心に活動範囲を広げており、世界のリユース市場における認知度向上に向けて、着実に店舗数・売上を拡大している。

だが、リユースラグジュアリー商材を扱うOKURA TOKYOは、前期好調だったインバウンド需要の落ち着きと米国関税の影響により、厳しい状況が継続しているという。

メディア系リユース商材の売上高は419億2200万円(3.2%増)。

ゲームソフトの販売はダウンロード販売への移行が進み、パッケージ版は縮小傾向にあるが、次世代家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売効果によりゲーム関連商材は横ばいとなった。

スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器商材については、新型iPhoneの発表から買取・販売がともに増加。店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」のショッピングモール等への出店が増えたことで好調に推移した。

新品商材は、売上高532億7000万円(19.7%増)。

主に「Nintendo Switch 2」と周辺機器によりゲーム関連商材が伸長している。

通期は、売上高4700億円(9.9%増)、営業利益115億円(2.2%増)、経常利益110億円(10.0%減)、親会社に帰属する当期利益55億円(21.2%増)を見込んでいる。

ゲオHD 決算/4~6月営業利益8.5%減、ラグジュアリーリユース商材が不調

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