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パレモ/既存店の減収が響き当期損失3億2100万円

2009年04月02日 / 決算

パレモが4月2日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は330億1400万円、営業利益2億1800万円、経常利益3億1000万円、当期損失3億2100万円となった。

店舗状況はスクラップ&ビルド政策の推進で店舗の新陳代謝を図り、新規に87店舗を出店、2店舗の営業を譲受し、45店舗を退店。中国の海外子会社である巴麓梦(上海)服飾貿易有限公司は、上海と常州に4店舗出店し、期末店舗数は617店舗となった。既存店では改装を30店舗実施し、活性化に取組んだ。移設、増床や業態転換も積極的に実施し収益力向上に努めたが、事業環境の悪化などで既存店売上高前年比は12.4%減に終わった。

国内商品では、全社的に取組んでいるプライベートブランドの商品強化で売上総利益率は1.6%改善し52.4%となった。しかし既存店の減収が響き、売上総利益率の改善は図られたものの新設店増加による営業費増を吸収できなかった。各事業の概況は、店舗小売事業の売上高は325億5400万円と連結売上高に占める構成比は98.6%。アパレル部門の売上高は230億600万円と連結売上高に占める構成比は69.7%となった。

商品の動向はワンピース全般、Tシャツ、ショートパンツなどが好調。反面セーター全般が不調だった。雑貨部門の売上高は95億4800万円と連結売上高に占める構成比は28.9%。その他の売上高は4億5900万円で連結売上高に占める構成比は1.4%となった。

今期は、既存事業の商品力、営業力と人財力を強化し、ローコスト経営に務めるが売上高301億4000万円(8.7%減)、営業利益1億7500万円(19.7%減)、経常利益1億7500万円(43.7%減)、当期損失6億8500万円と減収減益の見通し。

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