三城/国内・海外ともに不振、当期損失7億5900万円
2009年02月15日 / 決算
三城が2月12日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は455億6700万円(前年同期比7.8%減)、営業利益4億1900万円(89.0%減)、経常利益1億9500万円(95.6%減)、当期損失7億5900万円(前期は22億8600万円の当期利益)の減収減益となった。
同期の出退店状況は、計画値の国内退店60店舗、新店35店舗は予定通りに進捗したとしている。また、10月より新価格ラインを設定。店舗内に一部導入し、今後分かりやすくシンプルな提案ができるよう検討中。海外事業はオーストラリア法人が減益となったほか、利益を確保しているアジアの法人でも伸びは見られなかった。主に投資運用を行っているスイス法人が株式市場低迷の影響で、保有する有価証券で損失を被るなど海外法人の合計も減益となった。
韓国のDIANE OPTICAL INC.は順調に推移し、売上、利益共に貢献した。スイス法人は取締役会で全株式の譲渡を決議し、1474万スイスフラン(邦貨換算11億6800万円)で譲渡した。
通期の業績予測は売上減や退店損失の計上、不採算部門の減損損失などの計上で8月に発表した業績予測を修正した。修正後の予測値は売上高576億9200万円(当初予測より9.0%増)、営業損失8億2500万円、経常損失9億7800万円、当期損失32億7100万円と赤字転落の見通し。
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