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ビックカメラ/赤坂見附駅店

2013年06月07日 / 店舗リポート

ビックカメラは6月7日、東京メトロ赤坂見附駅に直結した駅ビルベルビー赤坂にビックカメラ赤坂見附駅店をオープンした。

<ビックカメラ赤坂見附駅店>

店舗面積は約6000㎡で、初年度売上目標は100億円。従業員数は社員約130人、アルバイト約20人の体制で、商品知識が豊富な専門販売員を終結させた。

<1階のタブレットPCコーナー>

カメラ・パソコン・テレビ・スマートフォン・オーディオ・家電・時計・TVゲーム・BD/DVDソフト・おもちゃ・ゴルフ・自転車・フィットネス・寝具・お酒・メガネ・コンタクト・くすりなどフルラインの品ぞろえを展開する。

<スマホアクセサリーは本店の2倍の品ぞろえ>

池袋本店の店舗面積は約6000㎡、本店前のパソコン館の店舗面積は約3000㎡となっているが、赤坂見附店では、可能な限り両店の品ぞろえを取り入れることを目標とした。一部のソフト関連、大型冷蔵庫、高級オーディオ以外は、ほぼ池袋と同様の品ぞろえを実現したという。

<インクカートリッジ売場>

山手線沿線にはビックカメラのほか、同業他社を含め複数の大型家電量販店があるが、山手線内は家電量販店の空白エリアとなっていた。

周辺はオフィス街で、出店前の事前調査では、インクカートリッジなどオフィス用品が急に必要になった時に買い物できる場所がないといった声もあったという。

<地下1階入口にはくすりを展開>

ベルビー赤坂は地下1階の入口の目の前が東京メトロ赤坂見附駅の改札前で、改札から10秒で店舗に入れる駅ビルとなっている。限りなくエキナカ商業施設に近いことから、ビックカメラ赤坂見附駅店では「駅ビック」という通称をつけた。

<アップルコーナー>

赤坂見附駅周辺では2km圏内で約7万人の住民がいるほか、オフィスへの通勤客がある。

東京メトロ「赤坂見附駅」は、改札内で連絡している「永田町駅」を含めると5つの路線(赤坂見附駅:銀座線・丸ノ内線、永田町駅:有楽町線・半蔵門線・南北線)にアクセスできる。

2011年度の乗降客数は1位の池袋駅42万人に次ぐ、37万人となっている。

定期券の保有者も多く見込まれるため、駅直結という利点を生かし、途中下車してでも買い物したい店舗を目指したいという。

<文房具売場>

赤坂見附地区は、最近では外資系企業やIT企業などが多く集まり、都心の新しいビジネス街として発展している。そのため、品ぞろえでは、ビジネスマンやOLのニーズに対応。ビックカメラでは初めて文房具売場を導入するなど、ビジネスで必要となる商品を強化した。

<ゴルフ試打室>

ショッピングは最大のレジャーをコンセプトに、最新家電の情報発信基地を目指し、ビジネスマンの仕事の場面だけではなく、オフの場面にも対応。ゴルフ用品売場には、レッスンプロのアドバイスも受けられる「ゴルフ試打室」も設けた。

<シェーバーコーナー>

ビジネスマンへの対応として、シェーバーコーナーはビックカメラで最大の品ぞろえとした。

<交換レンズコーナー>

実店舗のメリットを最大限に生かすため、可能な限り商品は実機を展示。カメラコーナーでは、ほとんどの交換レンズを試すことができる。

<掃除機の展示>

掃除機のコーナーでは、カーペットの上に商品を陳列し、40台~50台程度の商品を実際に試すことができる工夫をした。

<キッチンスタジアム>

調理家電コーナーでは、実際に簡単な調理を作るキッチンスタジアムを設置。調理家電を実際に使用する場面をみることができる。

<150cm~170cmの棚板を抜いた什器>

6000㎡という店舗面積でフルラインの品ぞろえをするために、2mの什器を使用するが、店舗の見晴が悪くなるのを避けるため、150cm~170cmの棚板を省き、店舗の奥まで商品を見える工夫をした。見晴を改善することで、商品が探しやすくなるほか、万引き防止の効果も期待できるという。

<79万8000円のロマネ・コンティ>

<ブランドバックコーナー>

駅周辺の地域住民には高額所得者も多いため、一部の品ぞろえでは高額商品を展開。ワインでは79万8000円のロマネ・コンティ90年をそろえた。ブランドバッグも販売し、コーチ、プラダ、ルイ・ヴィトンなども取り扱う。

<おもちゃ売場>

<大人向けレゴブロックLEGO Architecture>

おもちゃも販売し、子どもへのお土産用の商品だけでなく、大人向けのレゴブロック、プラレールなど、大人自身が楽しめる商品をそろえた。

<新しい包装紙を解説する宮岡さん>

<包装紙と包装見本>

ギフトラッピングカウンターでは、新たな取り組みとして包装紙を変更した。ギフトラッピングコーディネーターの宮岡宏会氏が包装紙を監修、従業員にもさまざまな贈り物シーンにあった包み方を指導し、包装サービスを強化した。新しい包装紙はビックカメラのショッピングバッグの柄をリメイクした。

<話題の4Kテレビもコーナー展開>

地域密着の取り組みとして、駅周辺の商店街と協力した販促を実施。ビックポイントカードを提示すると、ファーストフードや飲食店、カラオケ店などで割引などのサービスが受けられる。

<坂の多い赤坂に対応し電動自転車も販売>

6月7日からは、1か月限定で、ベルビー赤坂の正面に立地する「東急プラザ赤坂」もビックカメラオープン協賛セールを実施する。

<堀越雄店長>

堀越雄執行役員店長は「渋谷ヒカリエ、ビックロ、東京スカイツリーなど東京の新名所がぞくぞくと生まれる中で、地域として集客力が重要となっている。地元の商店街などと連携することで、より魅力的な店舗を作っていきたい」と語った。

店舗概要
所在地:東京都港区赤坂3-1-6
東京メトロ赤坂見附駅ビル「ベルビー赤坂」
フロア構成:地下1階~地上9階
店舗面積:約6000㎡

<地下1階サプリメントコーナー>

<地下1階アレルギー対策コーナー>

<地下1階日用品コーナー>

<1階ビューティー家電>

<1階体組成計コーナー>

<1階メンズビューティー>

<1階電動歯ブラシ>

<1階スマフォアクセサリーは機能別に陳列>

<2階カメラバック>

<2階カメラ用用品・光学機器>

<2階オーディオコーナー>

<3階パソコンコーナー>

<4階文房具でもデジタル機器を販売>

<4階サービスサポートコーナー>

<5階お酒コーナーにはソムリエも配置>

<5階ワイン売場ではワインセラーも販売>

<5階お酒売場では、量り売りの焼酎も販売>

<5階洗濯機売場では、商品選択の目安を掲示>

<5階サラリーマンに向けズボンプレッサーも展示>

<5階まとめ買いカウンター>

<6階寝具コーナー>

<6階照明器具コーナー>

<6階照明器具ではオフィス街向けにデスク照明を強化>

<6階エアコンコーナー>

<6階扇風機コーナーでは機能の違いを訴求>

<7階ゴルフコーナーの試打室の入口>

<7階ではパターの試打もできる>

<7階ではゴルフ用のサングラスも展開>

<7階ゴルフクラブ>

<7階メガネコーナー>

<7階自転車コーナー>

<8階おもちゃでは自社開発の積み木も販売>

<8階時計コーナー>

<8階電子ピアノ>

<8階スーツケース>

<9階ゲームコーナー>

<9階ゲームコーナーでは備品も充実>

<9階のガチャガチャ>

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