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ポール・スチュアート/旗艦店の青山店改装、目標売上1.5倍

2014年03月07日 / トピックス商品店舗経営

三陽商会は3月8日、表参道の旗艦店「ポール・スチュアート(Paul Stuart)青山店」をリニューアルオープンする。

<ポール・スチュアート青山店>
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1981年に開業したブランドの旗艦店で、開業33年目にして初のフルリニューアルとなる。改装では、売上構成比率の低いレディースを拡大し、メンズ、レディースともに服飾雑貨を強化。新規顧客の拡大を図ることで、改装前比で1.5倍の売上を目標とする。

<1階入口左にもうけた服飾雑貨コーナー>
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主力商品がメンズスーツということもあり、現在の売上構成比はメンズ80%、レディース20%。改装により、レディース売場を外部から見えるショーケース後方に移転拡大した。商品構成比も従来の25%程度を30%に拡大し、レディースの強化を図る。

<店舗の外からもレディース売場を見える配置に>
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ポール・スチュアートのフィロソフィーであるコンテンポラリー・クラッシックをコンセプトに伝統と革新を目指した改装。ショップデザインには、インテリアデザイナーの植木莞爾氏を起用した。

<レディース売場>
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「ポール・スチュアート」のほか、新ラインの「フィニアス・コール」、一部買付けブランドを展開。メンズ・レディス共にウエア、アクセサリー、服飾雑貨を取りそろえ、メンズの4割、レディースの7割の商品を青山店限定商品の構成とした。

<メンズ財布コーナー>
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店舗入口、左には新たにメンズとレディースの財布、バッグなどの服飾雑貨を集積したコーナーを設置。これまで、ポール・スチュアートのブランドに馴染みのない新規顧客でも、買いやすい値ごろな服飾雑貨を入口に配置することで、初来店のお客が店舗の奥に入りやすくする工夫をした。

<レディースのバッグとシューズ>
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店舗中央には、新たにらせん階段を設置。従来の重厚な階段から、シャープで明るいイメージの階段としたことで、気軽に店内を回遊できる演出をした。

<2階へのらせん階段>
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1階は大理石の床に明るめの照明を採用することで、明るさを強調した。店舗外装が石垣を用いた重厚なものであるため、入店した時のイメージの違いを打ち出した。

<1階のメンズディスプレイ>
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1階のマネキンディスプレイではガラスケースを導入し、ディスプレイでも明るさを打ち出す。入口、右にはイベントスペースを設置し、1か月を目安におすすめ商品のスタイリング提案をする。

<入口右のイベントスペース>
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従来、レディースを展開していた店舗後方には、メンズのネクタイ、ワイシャツコーナーを展開。スーツに欠かせないネクタイは500本をそろえ、ワイシャツと共に豊富な品ぞろえを打ち出した。

<ネクタイとワイシャツコーナー>
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2階は、1階の明るい空間とは対照的にメンズサロンをイメージした落ち着いた空間を演出した。間接照明を多用し、暗めの照明で落ち着いた雰囲気を出した。

<2階階段前からの全景>
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主力のスーツを展開する落ち着いた売場だが、2階入口の階段前には、カラーパンツとジャケットによるカジュアルな商品を展開し、1階からの連続性を持たせた。

<メンズスーツコーナー>
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スーツでは、メンズ・レディースともに直営店限定のサービスとして、補正に対応する「メイド トゥ メジャー」サービスを提供する。袖、着丈、ウエスト、つきじわなど、57か所の補正に対応できる。

パターンオーダーの料金は商品価格プラス2万5000円だが、毎年3、4月、9、10月には、パターンオーダー代をサービスするキャンペーンを実施。ほとんどの顧客が補正を注文するという。

<補正に対応する試着室>
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フルオーダーは、商品価格プラス12万円で対応。オーダーワイシャツは2万5000円から販売する。青山店では、販売員が直接、補正作業を行う。補正の受注から仕上げまでを同一人物が実施することで、より精度の高い補正を提供できるという。補正の仕上げ期間は1週間が目安となっている。

<2階ではシューズも展開>
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改装を機に、シューズでは、新たに国産製品にこだわる三陽商会の靴ブランド「三陽山長」を導入した。従来の英国製などインポート商材とともにシューズの提案も行う。

<1階ショーウィンドー前に服飾雑貨を展開>
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小出大二郎ポール・スチュアート事業部長は「固定客が多いブランドだけに主力のスーツの売上は堅調だ。改装により、これまでポール・スチュアートになじみのなかった新規顧客を拡大し、よりブランドの裾野を広げていきたい」と語る。

<ゴルフウェアのポール・スチュアート・スポーツ>
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<バッグとともに旅を意識したコーディネート提案>
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店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前5-7-20
TEL:03-3406-8121
売場面積:約729㎡(2フロア合計)
営業時間:11時~20時

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