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三井物産×サラダボウル/太陽光用いた植物工場で高品質トマト生産

2014年03月13日 / 経営

三井物産とサラダボウルは3月13日、合弁で昨年10月に設立した農業生産法人「アグリビジョン」を通じ、山梨県北杜市で高品質トマトの生産・販売を開始すると発表した。出資比率は、三井物産が49%、サラダボウルが51%。資本金は2億円。

世界最先端の統合環境制御システムを利用し、太陽光利用型植物工場を建設する。当初は、3ヘクタールの第一区画で展開する。将来的には第二区画への拡張も計画しており、最終的には10ヘクタール超と、トマト生産では国内最大級の面積に拡張する予定。

<植物工場外観イメージ図>
植物工場外観イメージ図

有機・無農薬・低農薬栽培に注力してきたサラダボウルは、新会社で最先端の生産マネジメントシステムを導入した植物工場を整備する。気象・気候に左右されず、安心・安全な高品質トマトの安定供給を目指す。

<植物工場内観イメージ図>
植物工場内観イメージ図

これまで生産者支援や青果物流などを手がけてきた三井物産は、新会社を通じ、国内で生産事業に参入する。生産から流通、販売に至るバリューチェーンをつなぎ、既存事業とのシナジーを図る。

両社は、アグリビジョン設立の先に、一気通貫したフードバリューチェーンの構築、農業生産効率の向上などにより、新たな「農業経営世界標準モデル」の創出を目指すとしている。

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