そごう・西武/今年のバレンタイン、女性同士の贈答に注目
2017年01月11日 20:37 / 商品
そごう・西武は1月11日、西武池袋本店でバレンタイン商品お披露目会を開催した。
1月21日~2月14日、全国21店で「そごう・西武のチョコレートパラダイス2017」を開催するのに先駆けた企画。
今年は約120ブランドを展開し、ネット通販のe.デパートを含む売上目標は前年比11%増。
今年は「女子同士で集まるともっと楽しい!」をキーワードに、女性が女性に贈りたくなるチョコレートやファッション雑貨をクローズアップした。
菓子メーカーが実施したバレンタイン調査では、女性がチョコレートを贈る相手の1位が同性の友人となった。
バレンタインの意味が、これまでの女性から男性への愛の告白から、女性同士のパーソナルギフトや自分へのご褒美といったことに変化していることに対応する。
西武池袋本店で740人の女性従業員に、女性からもらってうれしいものを調査したところ、1位は「美に関するもの」となった。
そこで、今年はじめて西武所沢・船橋・東戸塚、そごう徳島・川口など地方店12店を対象に、「婦人雑貨バレンタインポップアップショップ」を開催する。
ポーチ、コスメ、バスグッズなど100型・4000点を販売し、チョコレート以外の商品も訴求する。
一方で、西武池袋本店は1月21日から、約120ブランド・1000種類を展開するバレンタインセンター「チョコレートパラダイス2017」を開設し、チョコレートを訴求する。
西武池袋本店のチョコレートパラダイス2017の売上目標は10%増とした。バレンタインセンターの売上は10年連続で前年を超えており、2016年の売上高は2006年対比で4倍に拡大した。
消費増税などの消費環境の変化による影響を受けず、より上質なもの、こだわりのある商品が支持を集めているという。
今年は、「上質感」「楽しさ」「新しい発見」の3つの視点で商品を選定。上質感では、アフリカや南米、東南アジアまで、16か国のカカオを食べ比べるアソートや、限られた顧客にのみ販売されているプライベートチョコレートブランドなども販売する。
楽しさでは、コンパクトや口紅をモチーフにしたチョコ、注射器状の容器に入ったチョコレート、チューブからチョコを絞り出して、お絵かき感覚でチョコレートを自分で仕上げる商品などを販売する。
アニエスベーやオロビアンコの生地を使用したポーチに入ったチョコレートをオリジナルで作成。チョコレートを食べた後に、ポーチを利用できる商品も提案する。
そのまま楽しむ、アレンジして楽しむ、SNSにアップして楽しむ、いいね!をもらって楽しむの4つの楽しみ方を想定し、商品を贈る人も贈られる人もワクワク感を持てる商品を重視したという。
新しい発見では、複数回来場するチョコレート好きのお客に向け、会場での目玉企画として、チョコレートの新しい楽しみ方を提案する、ティスティングバー「フロマージュ デセール バー」を設置する。
チョコレートとチーズ、アルコール、ソフトドリンクなどとのマリアージュを提案するという。
従来の女性から男性への贈答需要にも対応し、ハート型のチョコレートも展開。世代や性別などを含め、さまざまなバレンタインに対するニーズに対応することで、売上目標を達成したいという。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。