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清涼飲料市場/2017年はほぼ横ばいの3兆8217億円に

TPCマーケティングリサーチは6月8日、飲料総市場について調査結果を発表した。調査によると、2017年度の清涼飲料市場は、前年比ほぼ横ばいの3兆8217億5000万円となった。

<飲料の分野別マーケット規模の推移>
飲料の分野別マーケット規模の推移

炭酸飲料や茶系飲料、野菜系飲料、健康系飲料などが前年を上回ったものの、果汁飲料やコーヒー飲料、スポーツ・機能性飲料は縮小した。

分野別では、炭酸飲料が0.3%増、茶系飲料が1.0%増、野菜系飲料が5.7%増、健康系飲料が2.5%増となった。

このうち野菜系飲料は、新規ユーザーに向けた拡販が進んだことで、好調に推移した。野菜系飲料では、消費者の健康意識の高まりに加え、飲用シーンの多様化が進んでいることから、スムージーが市場拡大をけん引している。

炭酸飲料は、機能性表示食品や特定保健用食品といった高機能性飲料の台頭により、健康意識の高い消費者の取り込みが進んでいる。

茶系飲料は、日常的に飲用できる無糖茶としての需要が拡大しており、特に緑茶や麦茶の成長が著しい。

健康系飲料は、ドリンクヨーグルトや乳酸菌飲料、豆乳・大豆飲料が好調に推移し、市場は安定した成長が続いている。

2018年度の清涼飲料市場は、1.8%増の3兆8897億円程度となる見込み。各カテゴリーとも前年を上回る推移となり、今後も市場は拡大していくことが予想される。

<容器別構成比>
容器別構成比

乳製系ドリンクと薬系栄養ドリンクを除く販売数量では、前年比横ばいの22億4625万ケースとなった。

内訳は、PET13億2325万ケースで最大。以下、缶4億9285万ケース、紙2億4885万ケース、ボトル缶1億1165万ケース、瓶・他6965万ケースが続いた。

容器別では、PETが構成比58.9%で最大となった。次いで、缶21.9%、紙(カップ含む)11.1%、ボトル缶5.0%、瓶・他3.1%が続いた。このうち、PETは0.5ポイント増、ボトル缶は0.3ポイント増とそれぞれ増加した。

販売数量を見ると、PETは0.8%増となった。PETは、果汁飲料やコーヒー飲料、茶系飲料、野菜系飲料、健康系飲料などが前年を上回った。

特にコーヒー飲料は、サントリー食品インターナショナルの「クラフトボス」がヒットし、21.5%増と大幅に増加している。

このほか、ボトル缶は4.6%増となった。特にコーヒー飲料は、6.8%増と安定した成長が続いている。

<容量別構成比>
容量別構成比

容量別では、400~700ml未満が構成比28.8%で最多となった。次いで、200ml未満が19.1%、2Lが15.5%、200~300ml未満が14.7、300~400ml未満が13.5%、1.5Lが5.1%、700ml~1.5L未満が3.3%と続いている。

このうち、400~700ml未満は0.4ポイント増、700ml~1.5L未満は0.1ポイント増でそれぞれ増加している。

販売数量をみると、400~700ml未満が6億4745万ケースで最大となった。以下、200ml未満4億2970万ケース、2L3億4795万ケース、200~300ml未満3億3010万ケース、300~400ml未満3億435万ケース、1.5L1億1360万ケース、700ml~1.5L未満7310万ケースで続いた。

400~700ml未満は1.3%増で、炭酸飲料やコーヒー飲料、茶系飲料、健康系飲料などで前年を上回った。なかでもコーヒー飲料は、27.2%増と成長が著しい。これは、PETコーヒーにおけるパーソナルサイズの需要増が寄与している。

このほか、700ml~1.5L未満は1.7%増となった。カテゴリー別では、野菜系飲料6.8%増がカゴメ「トマトジュース」の好調な推移などで、ファミリーサイズの需要が拡大している。

<メーカー別シェア>
メーカー別シェア

メーカー別では、日本コカ・コーラがシェア26.4%の97億5900万円でトップとなった。次いで、サントリー食品が16.6%の61億5100万円、アサヒGHDが11.4%の42億2500万円、キリンビバレッジが9.4%の34億6050万円、伊藤園が9.2%の33億8100万円などで続いた。

販売数量では、日本コカ・コーラは0.8%減となった。同社は、炭酸飲料分野で構成比50.7%と半分以上を占めているほか、スポーツ・機能性飲料分野においても48.8%を占めている。

売上が拡大したメーカーとしては、サントリー食品が2.0%増、アサヒGHDが1.7%増、伊藤園が1.1%増、ダイドードリンコが0.1%増、ヤクルト本社が0.8%増、カゴメが5.3%増となっている。

数量別においても、日本コカ・コーラが構成比22.0%の5億3750万ケースでトップとなった。次いで、サントリー食品17.9%の4億3780万ケース、アサヒGHDが10.0%の2億4565万ケース、キリンビバレッジが9.1%の2億2280万円ケース、伊藤園が8.7%の2億1365万ケースなどで続いている。

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