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サッポロビール/2019年も「黒ラベル」「エビス」訴求、ビール類0.3%減目標

2019年01月09日 17:50 / 商品

サッポロビールは1月9日、都内の本社で2019年事業方針発表会を開催し、ビール類の販売目標を4450万ケース(前年比0.3%減)と発表した。1ケースは大びん633ml×20本換算。

<サッポロビールの高島社長>
サッポロビールの高島社長

サッポロビールの高島英也社長は、「2018年は、黒ラベルは4年連続で前年実績を超えたが、エビスと麦とホップが苦戦し、当社にとって厳しい年となった。2019年は、引き続き、黒ラベルを訴求するほか、エビスで新商品を投入する。サッポロビールの存在価値はビール事業にあり、ビールブランドの強化を継続する」と述べた。

2019年は、ビール3100万ケース(3.7%増)、発泡酒200万ケース(22.3%減)、新ジャンル1150万ケース(5.5%減)、ビール類計4450万ケース(0.3%減)を目標とした。

2018年は、ビール2991万ケース(3.6%減)、発泡酒257万ケース(23.0%減)、新ジャンル1217万ケース(14.4%減)、ビール類計4466万ケース(8.1%減)だった。

<2018年実績及び2019年計画>
2018年実績及び2019年計画
出典:サッポロビールプレスリリース

黒ラベルは、4月1日「黒ラベルの日」に向けて、中味をリニューアルし、より完璧な生ビールを目指す。

生ビールの重要な要素である「泡」を、より白く美しくするため、原料・製法・お客の口に届くまでの徹底した品質管理に加え、製造方法をさらに工夫し、「白く美しい泡」を実現した。

本年も「THE PERFECT DAYS」「THE PERFECT STAR WAGON」など、完璧な生ビール体験イベントを全国の主要都市で積極展開する。

家庭用では、黒ラベルの日、七夕等、成功しているプロモーションをブラッシュアップし、独自の機会を増加させる。

業務用では、ブランド接点を拡大するため、パーフェクト黒ラベル取扱店の拡大と同店への誘引策を展開する。

エビスでは、新たなエビスファン獲得を目指し、「エビスプレミアムエール」を通年発売します。エビスビールと並ぶ商品として新しいプレミアムビールの味わいを提案する。

業務用では、エビスの特長である「コク」を今まで以上に楽しんでいただくため、新ジョッキ・タンブラーを導入する。

飲食店向けには樽生提供品質の啓発活動を強化してお客への提供品質向上による需要拡大を図る。

新ジャンルでは、「サッポロ麦とホップ」を、昨年12月中旬製造分から順次切替にてリニューアルしたことを受け、2月上旬から新TVCMを放映する。

新ジャンルのテコ入れ策として、新ブランド「サッポロ本格辛口」を投入し、新ジャンル市場最強炭酸で実現した、本気の辛口を訴求するという。

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