キリン/野菜・フルーツ素材感生かした高付加価値RTDで新規顧客開拓

2020年08月31日 14:30 / 商品

キリンビールは8月31日、「ベジバル フルーツ&ベジの特製カクテル オレンジmix・レッドmix・グリーンmix」(参考小売価格税込229円、250ml、アルコール分4%)の商品発表会を開催した。

<野菜・フルーツの素材感生かした「ベジバル」>
野菜・フルーツの素材感

9月15日に発売する同商品は、新型コロナウイルス感染拡大防止に対する「新しい生活様式」下で、加速している健康志向に対応。「食事の栄養バランスに気を付けている」「手間暇かけたお酒、ナチュラル素材のお酒なら少し高くても買いたい」といったニーズに応え、開発された。

キリンビールで野菜を素材に使用したアルコール飲料を発売するのは、初めてとなる。販売予定数は、約28万ケース(250ml×24本換算、約1700キロリットル)。

<常務執行役員マーケティング部長の山形光晴氏>
山形光晴氏

常務執行役員マーケティング部長の山形光晴氏は、「2020年下期は、健康志向、RTDの伸長に着目している。2020年1~7月当社のRTDは全体で約10%伸長と好調に推移。氷結など既存ブランドの強化とともに、健康を意識する層の新たなニーズに対応した商品も開発する。今回の高付加価値なベジバルの開発で新たな顧客を獲得したい」。

「ターゲット層は、忙しい中でも家でゆっくりする時は、体に負担をかけないアルコールを飲みたい30~40代有職女性、家での最後の1本は体に良さそうな素材のお酒を飲んで、安心して1日を締めくくりたい40~50代男性ビジネスパーソンなどを想定している。コロナ以前より、健康志向のニーズに対応した商品開発を行っていたが、コロナ禍で顧客ニーズがより加速しているのを感じる」と説明した。

「ベジバル」は、野菜の味わいをフルーツに加え、程よいバランスでミックス。フルーツと野菜の繊維感がスムージーのような飲み口に仕上げた。野菜汁・果汁を最大33%使用している。

<スムージーのような飲み口>スムージーのような飲み口

また、さわやかな甘みのオレンジmix(オレンジ、マンゴー、キャロットなど)、ふくよかなうま味のグリーンmix(マスカット、キウイなど)、まろやかな酸味のレッドmix(リンゴ、アセロラ、トマトなど)の3種を用意、シーンに合わせて飲み分けられる。

スムージーのような繊維が残った液体のおいしさをより感じられるよう、広口ボトルを採用した。

キリン/ファンケル完全子会社化でヘルスサイエンス企業実現

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