キリンビール/2022年は「一番搾り」「スプリングバレー」で市場活性化
2022年03月14日 11:50 / 商品
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キリンビールは3月14日、2022年ビール事業戦略発表会を開催した。
堀口英樹社長は、「ビール市場は17年連続で縮小している市場だが、2026年には酒税改正で発泡酒とビールの酒税が一本化されビールの存在が問われる転換点となる。2022年は、強固なブランド体系の構築は『一番搾り』、新たな成長エンジンの育成は『スプリングバレー』で行い、本流のビールのおいしさとビールの新しいおいしさという2つの価値を訴求する」と述べた。
2020年10月に新ジャンルの酒税が350mlあたり28円から37.8円に増税となった一方で、ビールは77円から70円に引き下げられたこともあり、2021年はビールに回帰する動きが生まれた。また、コロナ禍による健康志向の高まりもあり、2021年は「一番搾り」「一番搾り糖質ゼロ」が好調だった。「一番搾り」ブランドの缶製品は前年比22%増となり過去20年で最高の成長率となった。
さらに、在宅時間の増加もあり、新たな成長エンジンとして投入した「SPRING VALLEY 豊潤<496>」が、クラフトビール市場拡大に貢献し、クラフトビールの飲用者が大きく増加した。
2022年もビールカテゴリーに注力し、「一番搾り」缶合計前年比9.8%増、「一番搾り糖質ゼロ」前年比20.5%増、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」前年比52.9%増を目標とする。
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