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イケア/新たな転倒防止機能「アンカー&アンロック」特許権開放

2023年10月10日 11:20 / 商品

イケア・ジャパンは10月5日、新たな転倒防止機能「アンカー&アンロック」の特許権を開放したと発表した。より多くの人々の家での暮らしをより安全にしたいという考えに基づき、イケアがチェストの転倒防止機能「アンカー&アンロック」の特許誓約書を作成することにより、他社も同機能を使用できるようにする施策。

<アンカー&アンロックを採用した家具>

「アンカー&アンロック」は、家具の安定性のためにイケアが生んだイノベーションのひとつ。あらゆる状況で衣類収納家具をもっとも安全に使用する方法は、壁に固定することであり、アンカー&アンロック機能は、チェストの壁固定をお客に促す。

この機能を使用すると、壁に固定した場合にのみ、アンカーが解除されてチェストの引き出しを複数同時に開けられるようになる。一方で、家具を壁に固定する前は、一度に開けられる引き出しの数が制限される。イケアでは、アンカー&アンロック機能には家具の転倒リスクを減らす潜在力があり、チェストを壁に固定しないと転倒のおそれがあると知ってもらうことにもつながると考えているという。

VIHALS/ヴィーハルス チェストは、世界で初めてアンカー&アンロックという転倒防止機能を搭載して販売された製品となる。この機能は、家具の転倒リスクを低減するもので、イケアが衣類収納の安定性を追求してきた証でもある。

お客の安全はイケアの最優先事項となる。イケアのビジョン「より快適な毎日を、より多くの方々に」を基に、私たちはイケアの衣類収納家具の転倒によりケガをする人を出さないという目標を設定している。

IKEA of SwedenのMarie Klaessonレンジエリア・ベッドルーム家具マネジャーは、「現時点では、VIHALS/ヴィーハルス チェストがこの機能を備えた唯一の製品だが、これからもっと増える予定だ。今後数年間、イケアはお客さまのために革新的な安定性機能を搭載した製品の開発を続ける。このソリューションはすべての製品で同じではなく、新しい家具にはさまざまな機能や新たなイノベーションが組み込まれていくことになるだろう」とコメントしている。

また、IKEA of SwedenのCarl Ervérパテントマネジャーは、「イケアでは、自社のイノベーションを誇りに思っており、特許で保護している。しかし今回は、他社製品にもアンカー&アンロック機能を採用してほしいと考えている。イケアにとって衣類収納家具の安定性は、競合すべきものではなく、協力(コラボレーション)すべきものなのだ」と述べている。

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