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無印良品/再生材を一部使用した収納用品を追加発売

2024年02月16日 10:50 / 商品

無印良品を展開する良品計画は2月18日、再生ポリプロピレンを一部使用した「再生ポリプロピレン入りファイルボックス」6アイテムと「再生ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ用キャスターもつけられるフタ」2アイテムを発売する。また、22日から「再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス」4アイテムを追加投入する。この12アイテムは今後全てバージン樹脂原料(新材)と再生材をミックスしたものに切り替える。

<商品利用イメージ>

現在、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、日常生活の基本を支えることを目指し、日々の暮らしを豊かにする、役に立つ商品とサービスを提供している。また、「資源循環型社会の実現」を重要テーマとして掲げ、「プラスチック商品のリユース・リサイクル・代替素材商品への100%移行推進」を目標として取り組んでおり、2023年2月から無印良品の店舗にて使用済のプラスチック製品の回収を開始し、リユース・リサイクルを始めている。

今回、資源循環型ものづくりの取り組みの一環として、「ポリプロピレンファイルボックス・ホワイトグレー」シリーズの8アイテムの商品原料の約20%、また「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」4アイテムの商品原料の約30%に、家電製品などを再資源化したリサイクルプラスチック(再生材)を使用する。 今回のリサイクルプラスチック(再生材)は、自社で回収したものではないが、供給安定性と品質の観点から採用した。

<販売商品一覧>

これまで再生ポリプロピレンを一部使用した商品として、2021年12月に「再生ポリプロピレン入り フタが選べるダストボックス」<再生材:50%使用>のほか、2022年8月には「再生ポリプロピレン入り 頑丈収納ボックス」<再生材:75%使用>、2023年2月には「ポリプロピレンファイルボックス ダークグレー」<再生材:95%使用>を発売してきた。

リサイクル材には様々な色の使用済プラスチックが使用されるため、商品に黒い点や線が入ることから、これまでは黒に近いダークグレー色を商品に採用してきたが、今回発売する12アイテムは全てホワイトグレーとなる。表面に一部黒い点が入るが、使用上の品質基準をクリアしている。

再生材の調達量に限りがあるため、今回は12アイテムでの展開となるが、今後再生プラスチック素材を使った商品数を増やすとともに、良品計画でのプラスチック製品の回収を推進し、プラスチックの資源循環を促進する。

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