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イオンディライト/オープンシステムによる施設管理サービス開始

2019年09月18日 13:10 / IT・システム

イオンディライトは9月18日、イオン藤井寺ショッピングセンターにおいて、グループの店舗としては初めてオープン型ビルオートメーションシステム(BuildingAutomation System、以下:オープンシステム)による統合型施設管理サービスの提供を開始したと発表した。

<オープンシステムによる施設管理サービス開始>
オープンシステムによる施設管理サービス開始

施設の省エネ・運営コストの削減、建物のインテリジェント化に向け、新システムを導入したもの。

同社は、施設管理におけるオペレーションの効率化を目的に、施設内の各種設備より直接データを収集する仕組みとして、オープンシステムの導入を推進してきた。

オープンシステムとは、異なるメーカーの設備機器をネットワークで繋ぎ、統合的に制御することで、省エネ効果、効率的な施設運営と遠隔オペレーションを可能とするシステム。従来、施設に設置されている照明、空調機、機械警備や昇降機といった各種設備はメーカーの独自設計により、個別の制御が必要だった。

そのため、個々の設備の管理運営にかかる業務が煩雑となり、施設管理業務全体における効率化の大きな妨げとなっていた。

新サービスでは、各種設備の統合制御により運用を効率化するとともに、これら一元化された情報を設備管理員が携帯するモバイル端末上で閲覧、操作ができるようにしている。

これにより、現場で設備の状態を確認した後、防災センターに移動し制御する、という従来行われてきた二重のオペレーションを解消。加えて、ウェアラブルカメラの併用により、現場の作業状況を遠隔地の管理者がリアルタイムで視認できるようにすることで、作業者の経験値が低い場合なども、遠隔からのサポート・指示により熟練者に近いレベルの作業を可能とした。

また、イオン藤井寺SCでは、11カ所に設置したゴミ箱にセンサーを内蔵し、ゴミの堆積量と内部温度を遠隔監視。確認のために現地に移動することなく、ゴミの溜まり具合から、必要に応じて回収作業を行うことで清掃員の業務を効率化する。

さらに、内部温度をリアルタイムで把握することにより、万が一、ライターなどが混入し、発火したとしても即座に対応することができ、火災の拡大を防ぎ、安全・安心の向上に貢献する。

自動走行型床洗浄機(業務用清掃ロボット)も導入、夜間清掃において使用することで、清掃業務を省力化・効率化していく。

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