停電リスク予測API/台風での店舗休業、物流遅延の予想でBCP対策
2021年02月03日 13:00 / IT・システム
ウェザーニューズは2月3日、高精度の気象データと最新技術の活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決するWxTech(ウェザーテック)サービスにおいて、「停電リスク予測API」の提供を開始した。
昨今は寒波による電力需要のひっ迫で大規模停電が懸念されているが、千葉で大規模な停電をもたらした2019年台風15号のように、夏から秋にかけては台風による停電被害が発生することが多い。
そこで、同社は過去の停電報告と風速データの相関関係の分析をもとに、日本で初めて停電予測モデルを開発。「停電リスク予測API」のデータ提供を開始した。
「停電リスク予測API」は、1時間ごとの停電予測のデータを72時間先まで5kmメッシュの細かさで提供する。
データはクラウド上に保存され、APIなどで提供するため企業システムとの連携が容易だという。
例えば、停電予測データと連携するスマート家電などの製品開発、オフィス・店舗のデータを自動でバックアップする停電対策サービス開発のほか、電力会社の体制判断、工場の操業停止や物流事業における配送遅延・休止、スーパー・コンビニ店舗での休業のリスク把握など、BCP対策の観点でも活用できる。
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