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ジョイナステラス二俣川/AIチャットボットとトイレの空き情報配信サービス導入

2021年03月30日 14:10 / IT・システム

相鉄グループの相鉄ビルマネジメントは4月1日から、横浜市旭区の「ジョイナステラス二俣川」のウェブサイトと公式アプリ「相鉄ショッピングセンターアプリ」で、AI(人工知能)チャットボット「AI さくらさん」を導入する。

<ジョイナステラス二俣川>

「AI さくらさん」は、「ジョイナステラス二俣川」のウェブサイトと公式アプリで、問い合わせに対しチャットを使って回答する。24時間の対応が可能なため、顧客は営業時間を気にせずに、スマートフォンなどから質問することができる。

<AI さくらさん>

チャットボットは、システム開発のティファナ・ドットコム(東京都目黒区)が提供するAI接客システムを導入した。相鉄ビルマネジメントでは、問い合わせの内容をデータ化し、AIに学習させることで案内の精度を向上させるほか、データを分析して顧客の要望などを運営に生かす。

<「VACAN Throne」のイメージ>

また、4月13日からは、ジョイナステラス二俣川内にあるトイレの混雑状況を可視化するサービス「VACAN Throne(バカンスローン)」と、トイレの個室内に広告を配信するサービス「AirKnock Ads(エアーノックアッズ」も開始する。ITベンチャーのバカン(東京都千代田区)のサービスを導入した。

「VACAN Throne」は、リアルタイムでトイレの空きや混雑状況をスマートフォンなどから確認することができるサービス。サービスを導入することでトイレの混雑回避につなげる。

ジョョイナステラス二俣川の各階にある多目的トイレと子供用トイレを除く、35室のトイレで導入。「AI さくらさん」と「VACAN Throne」を連携させることで、「AI さくらさん」からもトイレの空きや混雑状況の確認ができるようする。

<「AirKnock Ads」のイメージ>

一方、「AirKnock Ads」は、トイレの個室に広告を配信するサービス。具体的には、個室の壁面に小型のタブレットを設置し、約30秒間の無音声の動画広告を配信する。ジョイナステラス二俣川の各階にある多目的トイレと子供用トイレを除く、トイレ35室にタブレットを配置する。

トイレの混雑時には一定時間で動画を再生した後、個室外の混雑や個室滞在時間を表示して、利用者の自主的な退出を促す機能も備えており、トイレ内の混雑を抑制する。

相鉄ビルマネジメントでは3つのサービスを施設運営での新型コロナウイルス感染拡大の防止対策として活用する。ジョイナステラス二俣川は、2020年9月に新型コロナウイルス対策の特別清掃チーム「ほっとCAST」を導入するなど、これまでも感染拡大の防止対策を実施している。同社では、今後も利便性や安全性を考慮しながら、ウィズコロナ時代の新しい商業施設運営を目指すという。

■ジョイナステラス二俣川
住所:神奈川県横浜市旭区二俣川2丁目50番地14
営業時間:ショッピング:10時~21時、レストラン:11時~21時
TEL:045-360-1116

「ジョイナステラス二俣川」ウェブサイト
https://joinus-terrace.com/

ティファナ・ドットコム
https://www.tifana.com/

バカン
https://corp.vacan.com/

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