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三井不動産、パナソニック/顔認証技術を活用「無人セルフレジ決済」実験

2021年05月25日 14:20 / IT・システム

三井不動産とパナソニック システムソリューションズ ジャパンは5月25日、日本橋室町三井タワーで三井不動産社員を対象とした、顔認証による「無人セルフレジ決済」と「複合機の個人認証」の実証実験を実施していると発表した。

<無人セルフレジ>
無人セルフレジ

非接触やカードレスの利便性が働き方に与える影響を検証。顔認証技術を活用した新たなサービスの実現に向けて検討をさらに進め、安心・安全かつ利便性の高いオフィス空間提供を目指す。

<手ぶらでの決済が可能>
手ぶらでの決済が可能

顔認証による「無人セルフレジ決済」は、三井不動産グループカフェにおいて、既設のセルフレジとパナソニックの顔認証技術を活用した決済端末を設置。これにより顔認証による手ぶらでの決済が可能となり、現運用の電子マネー決済と比べて決済操作における所要時間の短縮を想定している。

また、支払い内容の本人確認時にタッチレス操作パネルで操作を行うことで、非接触かつセキュアな決済方法も検証している。

<顔認証による「複合機の個人認証」 >
顔認証による「複合機の個人認証」

さらに、執務室フロアにおいて設置されている複合機の一部とパナソニックの顔認証技術を活用した顔認証機を連携。従来の認証用の個人ICカードは使わず、個人認証を行う実験も実施中だ。

■顔認証による「無人セルフレジ決済」実験
対象者:三井不動産社員
実証期間:2021年3月19日~5月末
場所:日本橋室町三井タワー12階 三井不動産グループカフェ内
期待される効果:利便性向上(お財布や電子マネー類の携帯が不要)、接触機会の低減(感染リスク低減)

■顔認証による「複合機の個人認証」
対象者:三井不動産社員
実証期間:2021年3月19日~6月末
場所:日本橋室町三井タワー11階 三井不動産執務室フロア内
期待される効果:利便性の向上(個人認証用ICカードがなくても複合機の操作が可能)、カード紛失におけるリスクおよび再発行におけるコスト削減、なりすまし抑止(他人によるカードの不正利用の抑止)

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