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花王/セールスフォースのシステム導入で店頭販促DX推進

2021年12月09日 13:10 / IT・システム

セールスフォース・ドットコムは12月9日、花王が店頭施策変革のためのデジタルトランスフォーメーションを推進するため、Salesforce Consumer Goods Cloudを採用、9月に本格稼働を開始したと発表した。

Consumer Goods Cloudは、消費財を扱う企業の店頭施策を改革することで事業変革を支援するシステム。効率的な店頭づくり、店頭業務の最適化、プロモーションの実施、注文管理の改善などによって、収益の増加やROIの最大化を図り、消費者の店頭体験向上を実現するという。

在庫を切らさず、消費者の期待に応える価格設定と販売促進を実施しながら、店頭業務にかかる時間を短縮することができる。そのため、現場担当者は、小売チャネルパートナーとの関係構築、販売促進を通じて顧客に向き合うために時間を費やすことが可能となる。

花王の販売会社である、花王グループカスタマーマーケティングでは、店頭施策の変革による生産性の向上を図るため、店頭における業務内容の見直し、効率化、依頼業務の効率化、商談のペーパーレス化、報告業務の負担軽減など、フィールド業務全般の効率化を2019年より段階的に進めてきた。

こうした取り組みの中で、機能別に作り込んでいるフィールド業務の各システムを統合して同業務全般で使える統一したプラットホームを構築するために、フィールド業務全般の標準機能を備え、ビジネスの変化に柔軟に対応できる拡張性を備えるシステムが、求められていた。

そこで、花王は消費財を扱う企業向けインダストリーソリューションであるConsumer Goods Cloudのパイロットプログラムに2019年8月に参加した。同ソリューションの導入を通じて、店頭業務のプロセスを改善・高度化することで業務のシンプル化と標準化を実現。さらに、消費者の店舗体験の向上と小売チャネルパートナーとの関係強化を推進している。

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