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資生堂/イプサ公式サイト刷新、Salesforceの最新技術導入

2024年04月04日 14:29 / IT・システム

セールスフォースジャパンは4月4日、資生堂インタラクティブビューティーが資生堂グループのIPSA(イプサ)公式サイトに、Salesforce Commerce Cloudの最新技術「コンポーザブルストアフロント」を採用したと発表した。

資生堂グループでは、ECサイト基盤としてCommerce Cloudを採用している。これまでのサイト構築では、テンプレートか完全ヘッドレスのどちらかを選択する必要があった。今回、2023年8月に「コンポーザブルストアフロント」を導入。2024年1月30日より本格稼働している。

既存のテンプレートサイトを活用しながら、段階的に「コンポーザブルストアフロント」を利用したヘッドレス化を進めるハイブリットアプローチを採用することで、開発コスト・時間を大幅に節約しつつ顧客体験向上を実現可能になる。今後、主要ページを順次、新技術に置換し、ほぼ全てのページを刷新するとともに、他ブランドでの展開も視野に入れているという。

「コンポーザブルストアフロント」で、フロントエンドとバックエンドが分離されたシステムを構築することで、ヘッドレスコマースの優れた柔軟性・俊敏性を実現。顧客がサイトのトップページを訪れ、商品を見つけ、決済を完了するまでの一連のCXを改善できる。

コンポーザブルアーキテクチャにより、バックエンドに干渉せずにフロントエンドを迅速に変更できるため、PDCAサイクルを加速でき、UXやインターフェイスを最適化することで、顧客エンゲージメントとコンバージョン率の向上が見込まれる。さらに最新技術を活用し、将来的にはEinsteinなどのAI機能を活用したイノベーションを加速する予定だ。

■IPSA
https://www.ipsa.co.jp/

■コンポーザブルストアフロント
https://www.salesforce.com/jp/products/composable-commerce/

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