流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日高屋/配膳・運搬ロボット50台導入、スタッフの負担軽減

2022年03月18日 13:30 / IT・システム

ハイデイ日高は3月18日、USENの協力のもと、配膳・運搬ロボット「KettyBot(ケティボット)」40台と「BellaBot(ベラボット)」10台を「中華食堂日高屋」の50店舗に見習いスタッフとして配属を開始したと発表した。

<日高屋小田原飯泉店に配属されたにゃんずちゃん>
にゃんずちゃん

ハイデイ日高では、新型コロナウイルスの影響による時短営業後の人手不足によって、採用・新人の教育時間の確保が課題となっていた。そこで、日高屋目黒東口店にて約3週間、KettyBotとBellaBotのインターンシップを実施した。

<配膳・運搬ロボで業務効率向上>
配膳・運搬ロボで業務効率向上

その結果、55cmの幅も通過できるコンパクトさが魅力のKettyBotは、駅前立地の店舗で採用。モニターに表示される猫の豊かな表情、キュートな音声がかわいらしいBellaBotは、子ども連れが多く、店内も広い郊外型店舗に配属することを決定したという。

試験導入前は、配膳よりも下膳時の運搬を中心に活躍することを想定。特に、1度に複数卓の片づけが可能になることは、ピークタイムに来店客のスムーズな案内が実現し、回転率の改善につながることを期待していた。実際にインターンシップを開始すると、配膳・運搬ロボットの停止場所が非常に正確であることに加え、動きもとてもスムーズでラーメンや飲み物を安定して運べることが判明した。操作もわかりやすいこともメリットだとしている。

各テーブルまで配膳・運搬ロボットが移動することによって、今までは何度も往復しながら行っていた配膳や下膳が1度で可能になり、営業効率が向上。ロボットの作業で空いた時間を、人間の採用や教育時間に充てることができ、コスト削減にもつながることを期待している。

さらに、店舗従業員が重たいものを持たないことが、従業員の足腰負担の軽減にもつながっている。既に配属されている配膳・運搬ロボットは、店舗従業員からも「一緒に楽しく働ける」と好評で、専用の名札に、各店舗の店長が命名した愛称をつけている。

「中華食堂日高屋」は、既に導入しているタッチパネル式のオーダーシステムやキャッシュレス決済と併せて、ITデジタルを活用した顧客満足度の向上、従業員の労働環境の整備に取り組んでいく。

■配属店舗
・日高屋 目黒東口店
・日高屋 小田原飯泉店
・日高屋 秋葉原駅南店
・日高屋 信濃町駅前店

■今後の配属予定店舗(2022年3月18日時点)
・日高屋 マーレ武蔵浦和店
・日高屋 エルミ鴻巣店
・日高屋 浦和町谷店
・日高屋 馬喰町西口店
そのほか順次配属予定

■配属日
2022年3月から順次

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧