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パルコ/商業施設向けグループウェア「PICTONA」新バージョン提供

2022年07月01日 12:10 / IT・システム

パルコデジタルマーケティングは6月30日、商業施設で働く人のためのグループウェア「PICTONA(ピクトナ)」の新バージョンを提供を開始した。商業施設の新規開業や改装の際に発生するさまざまな確認や提出書類のやりとりをデジタル化することで、デベロッパーとテナントの労務負担を軽減する。新バージョンのリリースを記念し、2週間無料で試せる体験申込みを7月末まで受付する。

<PICTONA>
PICTONA

PICTONAは、商業施設に必要なグループウェアとWebサイト管理機能が1つになったサービス。パルコデジタルマーケティングの400以上の商業施設へのサポート実績に基づいて必要な機能を抽出し、シンプルで使いやすい管理画面を実現した。新バージョンでは、商業施設の開業前にも利用可能となった。開業前の担当者を登録でき、アンケート機能を使えば、数十種類におよぶ資料の提出状況の把握と情報集約ができる。また、書類の提出期限や説明会日程をカレンダーで共有したり、施設からのお知らせを一括または個別に通知することにも対応する。さらに、商業施設開業後も継続して利用できる。

主な機能は、「各種資料提出フォーム、説明会の出欠確認などのアンケート」「各種作業の申請・承認(施工、什器・商品搬入など)」「資料の提出期限や開業説明会の日程をカレンダーで共有するスケジュール」「提出書類に関する個別確認など(1:1または1:n)のメッセージ」「資料の提出依頼や開業説明会の一斉告知といった業務連絡」「開業時の従業員割引やスタッフ紹介、各テナントからのお知らせといった掲示板」「施設マニュアルなどを掲示するファイル管理」となっている。

<画面サンプル>
画面サンプル

国内では毎年数十におよぶ商業施設が開業しており、2022年以降も都市圏を中心に大規模な不動産開発が予定されている。商業施設の新規開業時には、デベロッパーとテナントの間で、契約から内装・備品関連に至るまで、さまざまな確認や提出物のやりとりが発生する。従来は、デベロッパーの担当者がテナントに対して都度メールや電話で確認を行い、紙書類で提出された内容を集約したり、提出状況を手作業でリスト管理したりすることが一般的だった。そのため、テナントにとっては「何をいつまでに提出すればよいのか」の全体像が分かりづらく、デベロッパーにとっても提出物の管理に多大な労力がかかっていた。また、双方の担当が複数名存在することによるコミュニケーションロスも発生しがちだった。

そのため、商業施設で働く人のためのグループウェア「PICTONA(ピクトナ)」を、SC開業前のデベロッパーとテナント間のコミュニケーションにも利用できるようバージョンアップした。「PICTONA」の新バージョンでは、デベロッパーからの各種連絡や、テナントからの書類提出・申請などのやりとりを、管理画面に集約できる。これにより、商業施設の新規オープン時におけるコミュニケーションと情報整理の課題を解決し、労務削減とペーパーレス化によるサステナブルな施設運営の実現をサポートする。既存施設の大型リニューアル時に発生する業務の効率化にも活用できるという。

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