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バニッシュ・スタンダード/「STAFF START」に店舗とECつなぐ新機能

2022年08月04日 14:10 / IT・システム

バニッシュ・スタンダードは8月3日、スタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」の新機能「店舗接客」をリリースした。同機能は、従来の「QRメモ機能」に改良・機能追加したもの。これを通じてリアルとECがよりスムーズにつながることで、店舗接客のDX化を推進する。

<STAFF STARTとは>

「STAFF START」は、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするサービス。導入しているアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能。その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行える。

スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。現在、利用ブランド数はアパレルや化粧品ブランドを中心に1700を超え、2021年に「STAFF START」で作成されたコンテンツを経由した流通総額は1380億円を達成した。

<「STAFF START」の新機能「店舗接客」>

「店舗接客」機能は、店頭の商品についているバーコードを読み込むことで、ECサイトの商品詳細ページを表示できるQRコードを作成して配布するというもの。同機能を経由したことによるスタッフ個人の販売実績(EC売上やPV)がデータとして可視化されるため、本部はそれらの実績を店舗やスタッフ個人の評価に役立てることができる。

同機能の具体的な効果として、まずEC客注が可能になる。自店に色やサイズなどの在庫が無い場合に、瞬時にECサイトの在庫を確認し、購入ページへ案内できる。これに加え、接客時にECサイトの情報を利用することで幅広い服装の提案ができるようになり、顧客が気になっている商品の試着前に複数のコーディネートが提示可能だ。

複数の店を見て回り、価格、スペック、デザインなどを比較して購入を決定する買い回り時でも、QRコードを提供することで購買率向上につながるというメリットもある。大型商品など持ち帰りが難しいアイテムも販促できる。

「STAFF START」導入に関する問い合わせ
担当:薄井・野澤

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