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トリドールHD/経理業務最適化のプラットフォーム「BlackLine」導入

2022年08月24日 16:19 / IT・システム

クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックラインは8月24日、トリドールホールディングスが今後の事業成長を支える経理業務最適化のプラットフォームとして「BlackLine」を導入したと発表した。

 

トリドールHDは、1990年の法人設立以来、主力業態の「丸亀製麺」をはじめ「コナズ珈琲」など、さまざまな飲食店を運営。2011年には海外に初進出を果たし、それ以降、国内外においてM&Aを積極化するなど、グローバルに展開している。現在、同社はDX戦略「DXビジョン2022」をトリドールHD全体で推進しており、経理領域でもクラウド型ERPによる財務会計システムの刷新やビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の活用などを積極的に取り組んできた。

その結果、事業のグローバル展開を支えるための会計データ標準化の土台は構築されたものの、オペレーションレベルでは決算業務を中心にマニュアル作業が多く残るなど、経営計画に掲げる事業成長のスピードに対応するには業務の迅速性と正確性の両立が課題だった。

トリドールHDではこれらの課題を解決するために、6月にBlackLineの導入を決定。業務の標準化(簡素化)と自動化による処理速度アップやヒューマンエラーの撲滅、業務フローの可視化と標準化による役割分担の明確化、生産性の向上などが期待できる。

BlackLine導入プロジェクトは大きく2つのフェーズに分かれており、第1フェーズでは範囲を限定し、3カ月の短期プロジェクトとして早期の成果創出に向けて取り組んでいる(Small Start&Quick Win)。同時にスタートする第2フェーズでは業務負荷が高く、大きな改善効果が見込まれる売掛金等の入金照合を中心とした複数の業務シナリオを対象とし、2023年3月末の全シナリオ完了を計画している。

<「BlackLine」利用イメージ>

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供している。特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援。如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献する。「BlackLine」は世界130か国以上、3900社の企業、33万5000を超えるユーザーに利用されている。

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