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H2O/3年で260億円のDX投資見据えITファイナンス管理基盤「Apptio」導入

2022年09月06日 15:33 / IT・システム

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Apptioは9月6日、全世界で1800社以上の導入実績をもつSaaSソリューション「Apptio」が、エイチ・ツー・オー リテイリングに採用されたと発表した。

<エイチ・ツー・オー リテイリング×Apptio>

Apptioは、SaaSソリューションのリーディングプロバイダー。2007年の創業から、世界18カ国の1800社以上に製品を導入してきた実績を有し、さまざまな業界のリーディングカンパニーが「Apptio」を活用している。オンプレミスやクラウド上にある企業内システムの財務・運用データと、企業が利用しているパブリッククラウド、SaaSの情報を自動的に取り込み、単一のプラットフォームに統合することで、従来、担当部門で実施していたデータ収集・加工・整備の効率化を図る。TBM Taxonomyを共通言語として分類・可視化に用いることで、利用部門ごと、プロジェクトごと、ソリューションごとなど、多角的な視点からITコストの透明化を図り、事業環境に応じて迅速かつ正確な投資判断を行うことに貢献する。

一方のH2Oリテイリングは、将来に向けての指針である「長期事業構想2030」と、それを踏まえた新しい中期経営計画を策定し、急速なデジタル化・オンライン化に対応するために3年で260億円を投資し、DXに向けた新たなIT基盤の構築と現行システムの再整備を実施する。この取り組みを推進するにあたり、より高度化されたIT投資管理を実現し、IT予算の予実管理の精度向上、投資対効果の正確な測定、ユーザー部門への納得感のあるITコスト構造の説明などの課題を解決する必要があった。検討の結果、ITファイナンスの領域でグローバルベストプラクティスとなっているTBMと、それを支えるApptioのクラウドソリューションの採用が決定された。

現在はIT投資管理の工数削減とコストデータ一元化、予実各種分析レポートの自動化に取り組んでいる。今後は、ITコスト構造をアプリケーション、プロジェクト、利用部門別で詳細に可視化し、納得感のあるコスト配賦モデルを通じて、利用部門との協業をさらに推し進める。

TBM(Technology Business Management)は、2007年にApptioの創業者Sunny Guptaが提唱した、ITリソースから事業部門のニーズまでを統合的にマネジメントするメソドロジーを指す。継続的なビジネスインパクトをもたらす事業経営のために、テクノロジーの経営資源(ヒト・モノ・カネ)と投資ニーズを統合的にマネジメントし、IT価値最大化を実践するベストプラクティスとして、あらゆる業界のCIOに支持されている。

■Apptio
https://www.apptio.com/ja/

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