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オオゼキ/納品出荷伝票電子化システム導入、年間2000万円削減へ

2023年02月14日 12:06 / IT・システム

データ・アプリケーションは2月14日、オオゼキが納品出荷伝票電子化システムの開発に、エンタープライズWeb-EDIシステム基盤「ACMS WebFramer」を採用したと発表した。

<オオゼキの納品出荷伝票電子化システム>
オオゼキの納品出荷伝票電子化システム

システム導入により、納品出荷伝票が電子化されペーパーレス化を実現、検収作業の業務改善と伝票の保管スペースの縮小などにより、年間約2000万円を削減に成功。同時に改正電子帳簿保存法にも対応した。

「ACMS WebFramer」は、標準で提供するさまざまなひな型をベースに業務画面のレイアウトを設定でき、データベースのレイアウト、業務フローなどを設定するだけで、短期間かつ容易にWebアプリケーションが構築できる。

オオゼキは、東京、神奈川、千葉に41の店舗を展開するスーパーマーケットチェーン。同社では、商品が納品される際に受け取る大量の納品出荷伝票に課題があった。

納品出荷伝票は担当者あたり毎日100枚以上あり、品出しのあとこの伝票を使って検収作業を行っていた。これら納品出荷伝票関連の総コストを試算したところ年間2000万円にも上っていることが判明した。今回、現場での検収作業の効率化、紙伝票の保管スペースである外部倉庫のコスト削減を目的に納品出荷伝票電子化を図った。

データ・アプリケーションは、ビジネス・パートナーのアイネスともにオオゼキに、「ACMS WebFramer」による開発を提案し、2021年1月から開発をスタート。「ACMS WebFramer」は、短期間かつ容易にWebアプリケーションが構築できるため、2カ月足らずで、納品出荷伝票電子化システムが完成、オオゼキとの間でより高い操作性をめざした調整プロセスにしっかり時間を割くことができたという。

納品出荷伝票が電子化されたことで一括チェックが可能になり、30~40分かかっていた作業が10分以内に完了するようになった。その分長く売り場にいることができ接客時間が充実伝票電子化により、1回の検索ですぐに伝票を見つけられ伝票確認の効率化が進んだ。

鮮魚など独自の紙伝票が残る部門、急きょ発注しEDIに載らない商品などを除き、納品出荷伝票は大幅に減少。月35箱あった段ボール箱は月10箱になり、倉庫のスペースも大幅に縮小した。

これらの効果に加え、本社での分類・ファイリング作業も不要になったため、現時点で年間2000万円のコストダウンを見込む。また、業務改革の効果は、物流センターにも波及し、納品出荷データが確定された段階で伝票が電子化されることにより、これを本社宛てにFAX送信するという作業もなくなり、結果的には改正電子帳簿保存法への対応も実現したとしている。

■エンタープライズWeb-EDIシステム基盤 ACMS WebFramer
https://www.dal.co.jp/products/webedi/webframer/outline.html

■伝票電子化システムについて
https://www.ines.co.jp/service/electronic_report_system.html

■問い合わせ先
データ・アプリケーション営業本部
TEL:03-6370-0909 
E-Mail:sales@dal.co.jp

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