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東急ストア/「matchbox」で複数店舗勤務をデジタル化

2023年03月31日 15:00 / IT・システム

Matchbox Technologies(マッチボックステクノロジーズ)は3月31日、東急ストアが全店舗で「matchbox」を導入すると発表した。

<複数店舗勤務をスムーズに実現>
複数店舗勤務をスムーズに実現

「matchbox」は、従業員・パートタイマー・アルバイト・ギグワーカーを含めた各社独自の人材プールを構築し、人材の採用にかかる時間やコストの大幅な削減を可能にすることができるセルフソーシングサービス。人材を自社のデータベースに登録し自社のデータベースに対する人材募集というmatchboxの仕組みをアウトソーシングと対比し、セルフソーシングという名称で商標を取得したもの。

東急ストアは4月から同社がクロスオーバーと呼ぶ、同一人材の複数店舗勤務を促進する。東急ストアは国内89店舗あり、6222人以上の従業員・パートナー社員・アルバイトが活躍している。東急ストアはこれまで退職や欠勤などによる人材不足に悩まされてきた。また、働き手からは、より多くの勤務を希望する声があり、経験者でシフトを埋めたい店舗の希望との両方を実現する仕組みが必要となっていた。

一方で、多数の人員が勤務することによる複雑な勤務管理が必要になるため、アナログな手法による店舗間の人員連携が難しく、同一人材が多店舗で勤務するための調整にハードルがあった。

<全店舗のシフト全てデジタル化>
全店舗のシフト全てデジタル化

今回、「matchbox」を利用することで全店舗のシフトが全てデジタル化される。東急ストアで働く従業員・パートナー社員・アルバイトにオンラインで共有され、スマートフォンアプリから簡単に他店舗へのシフト希望を出すことができるようになった。

働き手は、東急ストア専用の「matchbox」アプリケーションに登録することでシフト共有を受け取り、応募することができる。現在も一部店舗への導入、登録促進を進めており2100人以上の登録が完了した。

3月末には全店舗の導入が完了。4月から本格的に従業員・パートナー社員・アルバイトに対する利用促進を進め、2023年4月末までには原則全員の登録を目指す。

今回の取り組みで、クロスオーバーの促進による人員配置の効率化ができるほか、働き手のもっと働きたいという要望にも応えることができる。

■問い合わせ先
https://matchbox.jp/business/

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