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イオンシネマ/売店にセルフオーダーシステム、レジ無人化へ

2023年05月30日 16:42 / IT・システム

イオンエンターテイメント、ネットスターズは5月30日、イオンエンターテイメントが運営するシネマコンプレックス「イオンシネマ幕張新都心」(千葉県千葉市)、「イオンシネマ市川妙典」(千葉県市川市)、「イオンシネマとなみ」(富山県砺波市)の3劇場に、ネットスターズが提供するセルフオーダーシステム「StarPay-Order」を導入すると発表した。

<「StarPay-Order」をイオンシネマに導入>
StarPay-Order

イオンエンターテイメントは、顧客利便性の向上によるフード購入の利用向上、キャッシュレス比率のアップを目的に、映画館フード販売のDX化を推進。「StarPay-Order」の導入で、注文の列を解消し、待ち時間短縮の実現を目指す。

「StarPay-Order」は、顧客自身のスマホでオーダーから決済まで完了する「モバイルオーダー」と、設置型のタッチパネル端末(キオスク端末)でオーダー・決済ができる「キオスクオーダー(セルフレジ)」の2タイプがある。

「モバイルオーダー」は、飲食売店に掲出するQRコードを顧客自身のスマホで読み取り、メニューを確認の上、オーダーする。決済手段を選択し、決済が完了すると、スマホ画面に受付番号が配信される。オーダー商品ができると、スマホに通知と、飲食売店内のディスプレーに受付番号が表示される。

「キオスクオーダー(セルフレジ)」は、タッチパネル式のキオスク端末の画面に表示されるメニューから、オーダーできる。対応する決済サービスを選択して決済すると、受付番号が発券される。オーダー商品ができると、飲食売店内のディスプレーに受付番号が表示される仕組み。

イオンシネマの3劇場では、「StarPay-Order」導入後は、飲食物販売用のPOSレジがゼロになり、オーダー受付から支払いまでがすべて無人化される。オーダーは専用のキオスク端末もしくは顧客のスマホからとなる。クレジットカード、QRコード決済などのキャッシュレス決済にも対応する。

映画の上映開始時間を気にしながら注文の列に並ぶ必要がなくなるため、よりスムーズな鑑賞が体験でき、満足度の向上を見込む。

また、顧客が店員とのやりとりなしに注文から支払いまで済ませることができるため、店舗は調理や飲食物の提供に専念、業務オペレーションを効率化することが可能だという。

今後は、全国のイオンシネマ全劇場にも順次拡大予定だ。

■導入劇場
イオンシネマ幕張新都心
導入時期:6月1日
住所:千葉県千葉市美浜区豊砂1-1 イオンモール幕張新都心 グランドモール
導入端末:現金対応キオスク5台、キャッシュレス専用キオスク5台

イオンシネマ市川妙典
導入時期:6月5日
住所:千葉県市川市妙典4-1-1 イオン市川妙典店
導入端末:現金対応キオスク5台、キャッシュレス専用キオスク5台

イオンシネマとなみ
導入時期:7月※新規開業
住所:富山県砺波市中神1-174 イオンモールとなみ1階
導入端末:現金対応キオスク4台、キャッシュレス専用キオスク4台

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